2015年10月30日

神戸高専で「企業展示会」が行われました。優れた技術認定企業も多数出展いただきました。

本日、10月30日(金)に神戸高専にて
学生への企業紹介の場として、
企業展示会が行われました。

各ブースに学生が来ています。

中小企業をまじかに見たことがない学生にとって、新鮮なようです。

説明を真剣に聞いています。

微細なサンプルもあります。

人だかりになって、聞いています。

プレゼンテーションコーナーで、優れた技術のマークを発見!

プレゼンテーションも真剣に聞いています。


すぐに就職する方ばかりではないですが、神戸にこんな魅力的な企業があることを先生と学生にアピールできたようです。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:24Comments(0)気になる話旬活

2015年10月30日

障害年金の受給要件が緩和されます

SankeiBizから引用します。
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/150811/ecc1508110500001-n1.htm
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国の障害年金の受給条件で特定が難しく大きな壁になっている「初診日」の証明について、厚生労働省は、これまでの厳格なルールを改め、カルテなどの証拠が提出できない場合でも参考資料があれば本人の申し立てを認めるなど、認定基準を大幅に緩和する方針を決めた。

 国家公務員らの共済年金では、カルテなどがなくても本人の申告だけでも認めており、不公平が批判されていた。関連省令を改正して官民格差をなくし、厚生年金と共済年金が一元化される10月1日から実施する。

 過去に証拠を提出できずに不支給とされた人についても10月から再申請を認め、新ルールで判断する。無年金の障害者の救済につながる可能性がある。

(中略)

申請に必要な添付書類として「初診日を明らかにすることができる書類」と定めた厚労省令が根拠で、改正では「当該書類を添えることができないときは参考となる書類」との文言を加える。厚労省は「健康保険の給付や入院の記録など参考資料で合理的に判断できる場合は、できるだけ本人申し立てを認める」とした。

 このほか(1)日付まで特定できなくても、初診日が一定の期間にあり、保険料納付要件などを満たしている場合(2)受診した疾患まで特定できなくても、診察券で診療科が確認できる場合-などについても、参考資料があれば認める方針を示した。

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徐々に悪化するような病気では、初診日が何年も前で、医療機関が保存義務期間の5年を超えたカルテを破棄した場合などに、日を特定できず不支給となることがあった。

引用元:神戸新聞 平成27年10月30日 朝刊12面
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障害年金の請求に関する電話相談に応じることを目的としたNPO法人で手続等の代行 依頼の要望があれば、全国に配備して専門の社会保険労務士を紹介し支援します。
http://www.syougai-nenkin.or.jp/



今日は、私の興味のある「社会保険労務士」の分野からの情報提供でした。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 13:41Comments(0)気になる話

2015年10月28日

自動運転車など 東京モーターショー29日開幕

下記の日本経済新聞 電子版より引用しています。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28H08_Y5A021C1000000/
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自動運転車など報道陣に公開 東京モーターショー29日開幕

 世界の自動車メーカーが出展する「第44回東京モーターショー2015」が東京ビッグサイト(東京・江東)で28日、報道機関向けの事前公開を始めた。各社は自動運転技術を導入したコンセプト車など最先端の車を披露する。

 29日に開幕し、一般公開は30日から11月8日まで。11カ国から160社が参加する。トヨタ自動車やホンダなど各社は燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)など環境性能を高めた車のほか、新開発のハイブリッドシステムを搭載したスポーツカーなどを展示する。環境性能に加え、自動運転や安全技術に関する各社の展示が充実したのが今年の特徴だ。世界初公開の車両76台、日本初公開の車両68台を集める。

 トヨタ自動車は世界初公開となるFCVのコンセプト車「FCVプラス」を出展する。電力を「つくる」「あげる」などをテーマに開発した。自宅などに駐車している際は発電機として使え、つくった電気を他の自動車や地域の電力網に供給することができる。12月に発売予定の新型「プリウス」を日本で初めて一般公開する。

 ホンダは同社初となる量産型の燃料電池車(FCV)を披露した。名称は「クラリティフューエルセル」と発表。八郷隆弘社長は「環境性能はもちろん、運転の楽しさや使う喜びも持つ」と説明した上で「FCVを当たり前の乗用車にすることを目指している」と述べた。
 16年3月に日本で発売した後、米国や欧州でも展開する。日本では自治体などへのリース販売から始め、通常販売の価格は766万円。1回の水素充填で700キロメートル以上走り、大人5人が乗ることができる。FCVとつなぐ外部給電器も発売し、一般家庭が使う7日分の電力を供給でき、「CO2フリーなエネルギー循環で、暮らしをより便利にする」(八郷社長)と強調した。

(中略)
 
 東京モーターショーは1954年に「全日本自動車ショウ」の名称で始まり、今回が60周年の位置づけとなる。入場者数は200万人を超えた1991年をピークに減少傾向で、世界の自動車ショーにおける地位低下が懸念されている。主催の日本自動車工業会は11月8日までの会期中に前回の90万人を上回る来場者数をめざしている。
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詳しくは、東京モーターショー 公式HPをご覧ください。
http://www.tokyo-motorshow.com/press_release/20151001-01.html

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自動運転車、水素自動車など最新技術満載です。
何かビジネスのヒントがあるかも?  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 17:12Comments(0)気になる話

2015年10月27日

中小企業の逆襲

まずは動画を紹介します。
引用元:日刊工業ビデオニュース
https://www.youtube.com/watch?v=gDzHOrAnmdQ
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私は、コマ大戦になぜ惹かれるのか?
その答えがこのコラムに集約されているので、
紹介させていただきます。

引用元:企業情報サイト:イノベーションズアイ
http://www.innovations-i.com/column/fbi/12.html
頑張れ!ニッポンのものづくり 
第12回 つながれ、コトをつくれ!――進化する「全日本製造業コマ大戦」
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緑川会長は、コマ大戦協会の発足式で「(中小企業が)自分たちの技術を活かしたものづくりをしたいと思っても、なかなかそれを発表する場がなかった。下請けとして、お客様からいただいた図面通りのモノを作るだけでは(ものづくりが)単なる作業になりがちで、マイナス思考に陥ることもある。
だから『中小企業のモチベーションを高めたい』と、常日頃から皆さんが思っていた。それに火を点けたのがコマ大戦です
」と述べた。

同協会が掲げる全日本製造業コマ大戦の目的を整理すると、このようになる。

【全日本製造業コマ大戦の目的】
・日本の製造業に活気を与え、経済成長を支える
・製造業に携わる人たちのモチベーションの向上
・学生および子供たちの製造業への関心を高める
・中小製造業の情報発信力の向上
・国内および世界に向けた中小製造業の技術アピール
・BtoCの販路確立
・市場の創造と拡大
 いずれも、日本の中小製造業がずっと抱えてきた課題ばかりである。コマ対戦を通じて全国の中小ものづくり企業同士がつながり、これらに対して、自分たちなりにどんな回答を打ち出せるかを模索しようと立ち上がったともいえる。
ここに、従来の「下請け意識」から脱却し、本来「経済を牽引する力であり、社会の主役」(中小企業憲章)である中小企業の矜持を取り戻そうという、彼らの意気込みを感じるのだ。

 彼らは、自ら起こした、こうした草の根の動きを「中小企業の逆襲」と呼んでいる。

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中小企業の人材育成、特に若手の育成には、技術や知識を詰め込む講習、セミナー、OJTも大切だと思うが、もっと大切なのは、『自分の仕事に対するモチベーションを高めること』だと思います。

どうすれば高められるかの一つの答えが、コマ大戦に参加することです。と思っている私です。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 18:26Comments(0)気になる話

2015年10月27日

新卒採用が来年は6月に前倒し?

新卒採用のルールはだれのためにあるのか?
また来年のルールが変わるようです。
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引用元は東洋経済ONLINEからです。
http://toyokeizai.net/articles/-/89737

新卒採用ルール、再度変更で起きる"副作用"
「8月」から「6月」に再び前倒しを検討

田宮 寛之 :就職四季報プラスワン編集長 2015年10月26日

読売新聞が10月25日の朝刊1面で「就職選考6月解禁へ」と報じた。その後、他紙も追随している。
現在の日本経団連のガイドライン(指針)では、大学生を対象にした採用活動において、面接などの選考開始は8月1日からと決まっている。これを2017年卒(現3年生)採用から6月に前倒しするというのだ。

2015年卒の採用では、「4年生の4月」が選考開始時期だったが、2016年卒(現4年生)採用からは選考を「4年生の8月」に変更した。政府や大学が学生の学習時間確保のために後ろ倒しを要請したためだ。

しかし、スケジュール変更によって、就活期間の長期化やオワハラ(就職終われハラスメント)、中小企業での内定辞退の増加といった無視できない副作用が生じた。8月にマイナビが行った調査では、就活をした学生の79.3%が「採用スケジュール変更はマイナスの影響が大きかった」と回答している。

それでは、中小企業は十分に学生を採用できるようになるのだろうか。従来は最初に大手企業の採用が始まり、それが落ち着いてから中小企業の採用が開始された。大手企業の内定を取った学生は中小企業を受けなかった。

しかし、今年はスケジュールの変更によって、中小企業から採用が始まった。学生はとりあえず中小企業を受けて保険として内定を取った。その後も就活を継続し大手企業から内定が出れば中小企業を辞退した。その結果、定員の数倍の内定を出しても人数を確保できない中小企業が続出した。なんとか学生を引き留めたい中小企業は、大手企業を受けさせないように働き掛けたため、これがオワハラとして大きな社会問題となった。

現3年生の採用で従来のように大手から先に採用活動が始まれば、中小の内定辞退者は減少して採用難はある程度解消するだろう。
しかし、2017年卒採用では、大手も中小も早期に採用を開始する姿勢を見せており、大手と中小が同時に採用活動を展開するだろう。中小企業にとって採用しにくい状況はあまり変らない。

日本で初めて就職協定が結ばれたのは1928年。当時は極度の就職難で、学生の就活が過熱していた。学業の軽視が問題になり大手企業と有名大学の間で「入社試験は卒業後」という協定が結ばれた。だが、協定に参加しない企業は大学4年の年末年始から入社試験を行った。

その後、就活ルールを作っては破るということを87年間も繰り返してきた。問題になるのはいつも「選考時期」だ。87年かけてもルールを守れないならば、今後どんなルールを作っても守れないだろう。

日本には新卒採用をする企業が1万7000社超もある。業界や企業によってさまざまな事情があるにもかかわらず、選考時期を1つにするのは合理的とは思えない。政府や経済団体が、一方的に企業の採用時期を決めるという方式は限界が来ているのではないだろうか。
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結局、どういう方式がよいのかは分かりませんが、
今は、学生、大企業、中小企業の三方にとって良いとは思えません。
この3つが、三方よしとなるためには、どうすればよいのでしょうか?


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 14:16Comments(0)気になる話旬活

2015年10月26日

TPPは、中小企業への恩恵があるのか? 

平成27年10月16日の日刊工業新聞朝刊によると、
「中小製造業が多い切削やプレス、射出成型など部品加工業。自動車分野の輸出拡大が一番わかりやすいTPPの恩恵だ。」
とされています。
工作機械などの輸出拡大にもなるようです。
金型業界にも朗報だ。とのことです。

また、時事通信 10月14日(水)15時59分配信によると、

TPP、中小企業にも恩恵を=税関手続きで支援―経産省
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00000083-jij-pol 
 
 日米など12カ国が大筋合意した環太平洋連携協定(TPP)では、中小企業に利益を波及させる環境整備も大きな課題となる。
 輸出企業が関税の撤廃や引き下げの恩恵を受けるには、自社製品がTPP域内で生産されたことを自ら証明する必要がある。税関事務に精通した人材やノウハウが不十分な中小企業を、経済産業省は情報提供を通じて支援する方針だ。
 経産省は、中小企業向けのTPPセミナーを各地で開くほか、電話相談窓口を整備する方針。省内にも「TPP対策推進本部」を15日に設置し、関税引き下げなどの利点や海外での販路獲得に役立つ情報を提供する。
 日本がこれまでシンガポールやチリなどと結んだ経済連携協定(EPA)では、日本企業の輸出品が関税減免の要件を満たしていることを示す証明書を、第三者機関である日本商工会議所が作成してきた。しかし、TPPでは企業が自己責任で書類を作る必要がある。
 「記載不備があると追徴課税を受け、悪質と判断されれば刑事罰の恐れもある」(経産省)といい、中小企業がTPP活用に慎重になる可能性もある。既存のEPAでも「手間がかかるため利用しない企業もある」(日商)のが現状で、中小企業がTPPの恩恵を受けやすくなる環境の整備は急務だ。 

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詳しいことはまだよく分かりませんが、分かりしだいお知らせいたします。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 12:02Comments(0)気になる話

2015年10月26日

中小企業支援とは(その3)

日々悩んでいることですが、中小企業支援はなにをすればよいのか?
それぞれの企業で状況は違うと思いますが、
千葉県の記事を今日も引用させていただきます。

[引用元:「千葉県産業情報ヘッドライン」【連載特集】]
https://www.ccjc-net.or.jp/headline/bn/h25/takayashiki.html
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「千葉県産業情報ヘッドライン」【連載特集】
                   
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生き残りをかけた下請中小企業の自立化とは何か
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 第3回 新製品開発と販路開拓について

 私は、ある公的機関の販路開拓支援の仕事をしていますが、ここに持ち
込まれる案件に対応するなかで中小企業の経営者の方々に多く見られるのは、
「売る」ことには一生懸命であるが、「売れる」ための努力は不十分なことが多いということです。

 ドラッカーは、マーケティングの目的について次のように言っています。

「マーケティングの理想は販売を不要にすることである。マーケティングが目指す
ものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるように
することである」(マネジメント【エッセンシャル版】)

 「売る」ための努力と「売れる」ための努力は同じではありません。
 
 最も典型的な「売れる」ための仕組みはブランドです。ブランドが確立されれば
売るための努力をしなくても商品はひとりでに売れていきます。

 しかし、ご承知のようにブランドつくりは一朝一夕にはできません。ですから、
それ以外の「売れる」ための仕組みつくりが必要になります。

「売れる」ための努力をマーケティングの観点で言えば、次のようになります。

1.Product(製品):ニーズを的確にとらえた製品とブランド構築

2.Price(価格):市場に受け入れられる適切な価格設定

3.Place(チャネル):適切な代理店の開拓と営業マンが売りやすい仕組み

4.Promotion(販売促進):自社製品のよさを的確に伝える販促用具

 上記の1つ1つの努力を開発段階からしっかりと積み上げることで「売れる」
ための仕組みができていきます。
 
 この「売れる」ための仕組みのなかで最も身近なものにカタログ等の「販促用具」
があります。
 
 顧客の使用場面を具体的に想定したうえで、顧客目線で自社製品のよさを的確に
伝える販促用具を作るのは、簡単ではありません。
 
 これらの仕組みは顧客(見込客)との対話を繰り返す中で練り上げられていきます。

 売れないケースを見ていると、開発段階でほとんど顧客との対話がなされていないか、極めて限られた顧客の意見しか聞いていないことが多いようです。

 私が過去に経験した事例においても、カタログに書かれている「顧客の悩み」が、
どの見込客を訪問しても見つからなかったことが何度かありました。

 また、カタログの製品機能に対する使用条件があいまいだったために、不適切な
機種を選択して客先の評価を下げたり、客先でデモ用の計測器が測定できなかった例も
ありました。

 カタログ以外にも、事前調査で見込客に価格の話をせずにニーズだけを聞いて売れると
思い新製品を販売し始めた企業が、価格の話をしたら高くて誰も購入しなかった事例もあります。

 発売前の段階での「売れる」ための努力が不十分だと、発売後にいくら「売る」ための
努力をしても、大きな成果はのぞめません。

 販路開拓の支援をしていても、それらの仕組みが既にある程度できている製品と、
そうでない製品とでは、結果が大きく違ってくるのです。

 これまで下請企業の自立化について3回にわたりお話をしてきました。
 
 最後になりましたが、より多くの下請企業のみなさまが、「自前の製品」を、
「自力で販売」できるようになって、自立化に成功されることを願い、今回の連載を
終了させて頂きたいと思います。
 
 ありがとうございました。

               B.Gコンサルティング 代表 高屋敷 秀輝
                            (中小企業診断士)
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自社商品をもつということは困難なことも多く、売り方も研究しなければ、
良いものを作ったから売れる時代は終わったように思います。

しかし、自社商品を持つという「夢が叶う」ことを手助けできるよう
日々勉強、経験です。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:16Comments(0)気になる話

2015年10月23日

『中小企業支援は、何が求められているのか?』その2

私の想いを書いておりまして、共感は嬉しいですが、反感もたくさん買うことかと思います。
しかし昨日に引き続き、想いを伝えさせていただきたいと思います。

その2も下記から引用いたします。

「千葉県産業情報ヘッドライン」
生き残りをかけた下請中小企業の自立化とは何か
https://www.ccjc-net.or.jp/headline/bn/h25/takayashiki.html

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第2回 下請中小企業の自社製品開発について

 下請企業であるメリットの一つに、新たな販売先を開拓する営業活動をしなくて
よいことがあります。

 しかし、実はこのメリットこそが「自立化」の大きな障害になるのです。
 一般的に、企業における受注業務の流れは次のようになります。
 営業計画(企画)⇒営業活動⇒引き合い⇒設計⇒見積り⇒受注⇒製作⇒納品
 これらの一連の流れを十分に対応できて初めて自立化が可能になるわけですが、
親会社から図面をもらってつくるだけの下請企業には、「見積り⇒受注⇒製作⇒納品」
しかありません。営業といっても社長の「御用聞き」だけです。

 こういう会社が自立しようとしても、いったいどこに何を売り込んだらいい
のかわからず、途方に暮れることになります。

 コスト的にも、営業不在の低販管費のコスト構造に慣れているため、現行の
販売価格ではとても販売費が回収できません。
 長年こうしてやってきた企業が自社単独で新製品を開発しようとしても、市場の情報収集がうまくできず、「売れるはず」という仮説(思いこみ)の検証が不十分なまま商品化まで突き進んでしまいます。
 その結果、発売後に想定した見込客を訪問しても、あるはずのニーズがなかったり、
ニーズがあっても、コストが全く市場に受け入れられないレベルになってしまっていて
失敗することがあります。
 しかも、気が付いたときには多額の投資をしたあとで、回収の見通しが立たない
ということも少なくありません。

 新製品開発の方向性を決めるのは、経営者の最も重要な仕事の一つです。
 そして一度方向性を決めたあとも、絶えず顧客目線による軌道修正が必要です。
 特に設備投資が必要な製品の場合は、徹底的な事前の検証が重要です。

 上記の「取引の流れ」の中で、今の自社に欠けているものは何か、普段から考えて、
しっかりと体制づくりをしておきましょう。

 最後に企業間連携による新製品開発についてお話します。
 企業間連携とは、独自技術を持つ企業が、それぞれの「強み」を持ち寄り、弱みを
補い合って一つの新製品を開発することです。
 最近、話題になった「下町ボブスレー」や深海探査機「江戸っ子一号」などは、
この代表的な事例です。

 もともと中小企業では、仲間取引などで複数の企業が協力し合うことは珍しい
ことではありません。
 しかし、この協力関係を必要に迫られてやるだけでなく、
独自性と志を持つ企業が意図的に集まって「新しい試み」を行うことで、脱下請への道を開くのです。
 政府も補助金等で、この「連携」をいろいろな形で積極的に支援しています。
 みなさんも身近なところから新しいシーズを見つけて挑戦してみませんか?

 次回、第3回は、新製品開発と販路開拓についてお話しいたします。

 B.Gコンサルティング 代表 高屋敷 秀輝(中小企業診断士)
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昨年から、神戸でも「神戸航空機クラスター」が企業間連携を行っています。
紹介の動画を下記からご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=lj7X3K9gIOo

当初の想定通りにいかないことが多いですが、
「絶えず顧客目線による軌道修正が必要」だと思います。

なお、11月6日に行われる「神戸発・優れた技術」平成27年度認定証授与式・記念講演会では、
「魅力」発見の取り組みを人育てに活かす
3社の具体的取り組みを紹介し、その効果を発表いたします。
認定企業の皆様、ご参加をお待ちしています。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:17Comments(0)神戸発・優れた技術認定企業交流会気になる話

2015年10月22日

中小企業支援は、何が求められているのか?

私が財団で働き始めて4年目になりますが、
「中小企業支援とは何をしたらよいのだろうか?」は
常に持ち続けている想いです。

私と同じような想いを書かれているものがありましたので、
引用させていただきます。

(引用元;「千葉県産業情報ヘッドライン」【連載特集】)
https://www.ccjc-net.or.jp/headline/bn/h25/takayashiki.html
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生き残りをかけた下請中小企業の自立化とは何か
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第1回 下請中小企業の自立化について

不況や昨年末までの過激な円高の影響で、沢山の企業が海外に生産拠点を移し、
国内の工場を縮小したり閉鎖をしています。

 その結果、長年続いてきた親会社から下請中小企業への注文が、ある日突然
なくなる例は枚挙にいとまがありません。

 政府の中小企業施策においても、このような状況に対応すべく、「下請中小
企業の自立化」を重要テーマの一つに掲げています。

 「ある日突然」は今や、いつきてもおかしくない時代なのです。

 しかし、こんな時代でも、しっかりと業績を伸ばしている企業があります。 そういう会社に共通しているのは、顧客の要求に応えるなかで自社の「強み」を構築し、差別化に成功していることです。

 そういう会社は、どうして差別化に成功しているのでしょうか。

 「行列のできるラーメン屋」というのがありますが、なぜその店には沢山のお客さんが
集まるのか、考えてみれば大変興味深いことです。

 「新製品の開発」というのは、ラーメン屋さんが牛丼を始めることではありません。

「麺」と「スープ」と「具」の組み合わせという極めてシンプルで限られた制約
条件の中で「自店の独自性」を徹底的かつ「愚直」に考え続けたお店だけが「行列の
できるラーメン屋」になれるのです。

 ありきたりのラーメンしかつくれない店がありきたりの牛丼に手を広げても、
いいことはなにもありません。

 同様に、今、優れた業績の企業も、「愚直」に自社の強みを磨きあげてきた企業です。

 本屋さんのビジネスコーナーに沢山の著書が並んでいる「痛くない注射針」を
創った岡野工業さんもそういう企業の一つです。

 それが顧客のニーズにかなっていることであれば、顧客からの「難題」を簡単に
無理とはねつけず、自社の課題として前向きにとらえて取り組むこと。

 それが結果として自社の付加価値を高めるチャンスになるのです。

   (中略)

 日本の下請中小企業には、
個々には優れた技術を持ちながら、それが必ずしも決算書に成果として現れず、苦労をしている企業が沢山ありますが、
今年こそが日本の製造業の再生の年になればと願うばかりです。

 次回、第2回は、下請中小企業の自社製品開発についてお話しいたします。
          B.Gコンサルティング 代表 高屋敷 秀輝
                            (中小企業診断士)
_________________________________________

11月6日に開催される 「神戸発・優れた技術」の認定証授与式の記念講演会は

講師:株式会社バリューシンク 代表取締役 林 浩史氏
演題:「財務諸表には記載されない会社の強みとは
    ~会社の強みを全従業員で共有し、どのように活かすか~(仮題)」



今認定されている「優れた技術」にプラスして、「さらなる強み」を全従業員と共有できるような講演になることを期待しています。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 12:06Comments(0)気になる話

2015年10月20日

いつか コマ大戦 神戸特別場所を開催したい。

皆様はコマ大戦をよくご存じかと思いますが・・・

先日、尼崎で行われた
「全日本製造業コマ大戦あまがさき産業フェア特別場所」
を見に行きました。

私の尊敬する社長のうちの一人が参加していたので、
応援に行きました。

結果は残念ではありましたが、
社長様がすがすがしい顔をされていました。

また挑戦すると言っていました。

全日本製造業コマ大戦については、こちらをご覧ください。
http://www.komataisen.com/%E3%82%B3%E3%83%9E%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%81%A8%E3%81%AF/

ちなみに、あまがさき特別場所の優勝者と、個人戦の優勝者で
ヱキシビジョンマッチが行われました。

結果はなんと、個人戦の優勝者が勝ってしまいました。
それもそのはず、そのコマは過去の大会の優勝ゴマで
東大阪の会社で旋盤50年の職人が作ったものだそうです。

製造業の技術の奥深さに触れた1日でした。



  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 15:20Comments(0)気になる話

2015年10月20日

名古屋で工作機械見本市が明日(10/21)開幕します

メカトロテックジャパンは、1987年にスタートした2015年国内最大級の工作機械見本市。
西暦奇数年の秋に名古屋市のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催されます。
奇数年の工作機械展としては、国内最大規模。
通算14回目となった2013年展では、464社・団体(1,747小間)が参加、約9万人が来場した。

詳細はこちらをご覧ください。
http://mect-japan.com/2015/ 

名 称
メカトロテックジャパン2015(略称:MECT2015)
MECHATRONICS TECHNOLOGY JAPAN2015

会 期
2015年(平成27年)10月21日(水)~10月24日(土)の4日間
10月23日(金)はナイター開催 19:00まで
最終日24日(土)は16:00まで

会 場
ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
1号館・2号館・3号館

予定開催規模
1400小間

予定来場者数
80,000人

出展企業情報はこちらです。
http://mect-japan.com/2015/visitors/search.php

コスメック様も出展されます。
http://mect-japan.com/2015/visitors/information.php?ChargeNo=137

あらゆる段取替えの自動化に!
倍力機構の内蔵により高いクランプ力と保持力を持ったハイパワークランプシリーズや、バルブ閉時のエアリー クがゼロになる省エネなセンシングバルブ付クランプをはじめ、従来品にはない様々な商品群を展示します。

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お忙しいとは存じますが、来場されてはいかがでしょうか?  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:44Comments(0)気になる話

2015年10月19日

「下町ロケット」発信!

今日は、あるドラマのお話をさせていただきます。

紹介は、TBS HPから引用します。
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/introduction/

TBSでは10月期の日曜劇場枠にて、池井戸潤原作のエンターテインメント巨編『下町ロケット』をドラマ化することが決定いたしました。
原作は第145回直木三十五賞を受賞した池井戸潤の同名小説「下町ロケット」。受賞時には「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評され、文庫版を含め累計127万部を超えるベストセラーを記録。
「オレたちバブル入行組」をはじめとする“半沢直樹シリーズ”や「空飛ぶタイヤ」、「ルーズヴェルト・ゲーム」などヒット作を連発する池井戸氏の著書の中でも代表作との呼び声が高い作品です。

主人公・佃航平を演じるのは、2010年4月期の日曜劇場『新参者』以来、5年ぶりにTBSの連続ドラマに出演することになる阿部寛。
阿部が演じる主人公の佃航平は、元宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ、父親が遺した下町の工場を継ぐことになる人物です。小型エンジンの製造を主力とする「佃製作所」で佃は社長として第二の人生をスタートさせたが、宇宙への夢は捨てきれずにいた…。自分の夢と、会社経営という現実の壁に挟まれる佃。

そんな葛藤を抱える佃を、テレビドラマや映画で幅広い役柄を演じている阿部がどのように演じるのか注目が集まります。


(中略)

生きるうえで必要なこととは? 働くことの意義とは? 幾多の困難を乗り越えながら、絶対に夢をあきらめなかった男と、社員のプライドとが紡ぎだす未来とは!?
すべての働く人たちにお送りする、感動のエンターテインメント巨編をぜひお楽しみに

http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/introduction/

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私は録画してまだ見ていません。
楽しみにしています。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:39Comments(0)気になる話

2015年10月14日

「航空機部品の高能率生産技術と IoT を活用した生産性の向上」について

神戸市産業振興財団からのお知らせです。

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◆「神戸国際技術セミナー2015  【参加者募集】
     平成27年10月22日(木)14:30~17:40
            交流会 18:00~19:30    

     『航空機部品の高能率生産技術と IoT を活用した生産性の向上』
     
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(公財)神戸市産業振興財団では、毎年関連団体のご協力を得て、海外の技術
や世界的に話題となっている最先端のものづくり技術をご紹介する神戸国際技術
セミナーを開催しています。

 本年は昨今の航空機生産に関する関心の高まりを反映して、この分野において
実務、研究に豊富な経験を有するトルコ・サバンチ大学のE.ブダック教授に、
タービン部品の高能率5軸フライス加工の最先端技術についてお話を伺います。
同教授はカナダのPratt & Whitney 社において代表的な難削部品であるタービン
部品加工の生産性を飛躍的に向上させた実績を有し、現在も幅広く研究科活動を
行っています。

 また近年 IoT を活用して製造業の生産性を高め、新しいビジネスモデルを創
出することで第4次産業革命を目指すドイツが国策として提案している「インダ
ストリー4.0」が話題になっており、各国で追従する動きが目立っています。こ
れに関してベッコフオートメーション(株)川野社長より、「インダストリー
4.0」のこれまでの経過と現況、更にはその狙いと意味合いの解説をいただきま
す。

【日 時】 平成27年10月22日(木)  14:30~19:30
【会 場】 神戸市産業振興センター (神戸市中央区東川崎町1丁目8-4)
       講演会 10階レセプションルーム 1001・1002号室
       交流会 10階レストラン「はぁとす。」
【定 員】 100名(先着順) 
【参加費】 講演会 無料
      交流会 4,000円(/人)
【主 催】  神戸生産技術研究会、(公財)神戸市産業振興財団

申込・問合先:添付の申込書に必要事項をご記入の上、
  FAXまたは財団ホームページお問合せフォーム
  にて下記担当課までお送り下さい。

  担当課:(公財)神戸市産業振興財団 経営支援部
       ものづくり支援課〔TEL:078-360-3209〕
  F A X :078-360-1419  又は
  財団ホームページお問合せフォーム
     :http://www.kobe-ipc.or.jp/inquiry/

(※参加申込受付の返信はしておりませんので、ご了承下
さい。定員を超えて申込受付ができない場合のみ連絡させ
ていただきます。)

ご参加をお待ちしています。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:45Comments(0)神戸市産業振興財団からのお知らせ

2015年10月14日

人材確保は大変だぁ

今年の採用も大変な中、人材確保に悩まれている方は多いはず。

そんなお悩みを解決するために、
神戸商工会議所のセミナーを紹介します。
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中小企業の人材確保を支援する「人材ニーズ解決フェア」
~中小企業が利用できる多様な人材確保策をご紹介!!~

http://www.kobe-cci.or.jp/category/news/event/?id=3779

少子化や売り手市場による人材獲得競争が激化し、中小企業においても人材確保
が大きな経営課題となる中、神戸商工会議所では、多様な人材ニーズの解決を支
援するため、中小企業が活用できる人材確保策を学ぶとともに、人材ニーズの解
決を支援する団体・企業の施策や事業を紹介する「人材ニーズ解決フェア」を実
施します。
人材確保にお悩みの皆様、この機会にぜひご参加下さい。

■日時:平成27年11月12日(木)13:30~17:00

■会場:神戸商工会議所3階「神商ホール」(神戸市中央区港島中町6-1)

■内容:【第一部】基調講演
     「新卒・中途だけじゃない!
    企業が活用できる多様な人材活用策」

      講 師:株式会社クオリティ・オブ・ライフ
           代表取締役 原 正紀 氏

    【第二部】人材ニーズ解決を支援する施策・事業のご紹介
      中小企業の人材ニーズ解決を支援する団体・企業等の施策や事
      業をご紹介します。

■参加費は無料です。

詳細や、お申し込みはことらからどうぞ。
http://www.kobe-cci.or.jp/category/news/event/?id=3779
https://www.kobe-cci.or.jp/contact/form/s-ippan?id=3779

ご参加をお待ちしています。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:19Comments(0)気になる話旬活

2015年10月08日

大企業でも不可能だった技術ですが

世界初の全自動洗濯物折り畳み機「ランドロイド」とは?

「シャツだけを畳む」「タオルだけを畳む」といった単一種類の衣類を折りたたむ装置は既に実用化されているが、

1つの装置でさまざまな種類の洗濯物(現時点で認識可能な衣類は、シャツ、タオル、ズボン、スカートの4種類)を自動的に折りたためる装置は「世界初」であるという。

(出典元:下記のヤフーニュースから引用しています)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000036-it_monoist-bus_all


大企業でも不可能だった技術ですが、宇宙部品の製造やゴルフシャフトのオーダーメード製造の経験で培った測定技術を武器にランドロイドをつくったのです。
開発期間は約10年、開発費は6億円以上。セブン・ドリーマーズの阪根信一社長は「イノベーションレベルが高いほど批判が多い。耐え抜いてやりきる根性と勇気を持つことが一番大事」と語っています。
お披露目に合わせ、きょうパナソニックと大和ハウス工業との業務提携を発表。2016年度に折り畳み専用機、2019年に洗濯乾燥機との一体型、2020年には自動で家の中の棚に仕分けるスマートハウス一体型を発売する予定です。

(出典元:下記のワールドビジネスサテライトから引用しています)
http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/feature/post_98766/

セブン・ドリーマーズの阪根信一社長のメッセージが
自社のHPで下記のように書かれています
https://sevendreamers.com/message/index.html
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すごいということは分かるのですが、大きさ、値段を含めて
家庭用として販売できるのか、少し懐疑的です。
それよりも開発費を6億円もかけられるって、不思議な会社です。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:35Comments(0)気になる話

2015年10月08日

明日まで機械要素技術展 インテックス大阪で開催中

機械部品・加工技術を集めた西日本最大*の専門展

関西 機械要素技術展(M-Tech関西)は、軸受、ベアリング、ねじ、ばねなどの機械要素や、
金属、樹脂に関する加工技術を一堂に集めた西日本最大*の専門技術展です。
毎年、設計・開発、製造・生産技術部門を中心とした製造業ユーザーが多数来場し、出展企業と商談を行っています。

詳しくは、下記HPをご覧ください。
http://www.mtech-kansai.jp/about/Detail/



製品を導入検討する製造業ユーザーの来場が更に増加!
本展には、製造業の設計、開発、製造、生産技術、購買、品質管理部門をはじめとしたユーザーが多数来場いたします。
2015年は、41,000名*(2014年36,939名)が来場します。(*予定、同時開催展を含む)

出展社数がさらに拡大!
本展は、機械部品、加工技術が一堂に展示される専門展として、毎年盛大に開催しております。
前回は、932社(同時開催展含む)が出展し、来場者との間で活発な商談が行われました。
2015年は、過去最多の1,100社が出展し、さらに規模を拡大して開催いたします。

出展者一覧は下記をご覧ください。
https://ex-portal3.reed.jp/list/DMSK2015_ja.html

「神戸発・優れた技術」の認定企業も多数出展されています。
是非、足をお運びください。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:59Comments(0)神戸発・優れた技術認定企業

2015年10月07日

トヨタ 高速道路で自動運転(動画もあります)

ついに、高速道路で自動運転車が走ります。

出典元は下記の2つです。

トヨタ、高速道路で自動運転 2020年にも実用化へ
ロイター 10月6日(火)16時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000055-reut-bus_all

ワールドビジネスサテライト 10月6日放送分
トヨタが最新技術を公開(動画が見られます)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_98666/
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 トヨタ自動車は6日、高速道路でハンドルやアクセルなどを操作しなくても走行できる自動運転車について、東京五輪が開催される2020年ごろの商品化を目指すと発表した。今後は一般道でも自動運転ができるよう、さらに技術開発を進める。

トヨタは同日、実験車両が都内の首都高速道路を実際に走行する様子を報道陣に公開した。自動運転車はレーダーやレーザー、カメラを搭載し、周辺車両の走行状況を検知。運転時に必要なデータが詰まった高精度な地図情報や人口知能を活用し、本線への合流や車線変更などを行った。従来は同一車線での走行しかできなかった。

実験車両は一般道から首都高の入り口を通過すると、運転手が小さなボタンを押すだけで自動運転に切り替わった。一般車両に混じりながら、自動でハンドルを操作し、アクセルを踏み、ブレーキをかけ、前方後方を走る車両の動きを検知しながら、高速道路の本線へ合流した。

(中略)

自動運転車をめぐっては、国内外の自動車メーカーに加え、米国のグーグルやアップルなど自動車メーカー以外の企業も積極的に取り組んでいる。自動運転の本格普及には各国での法改正などが必要になるほか、自動運転時に事故が発生した場合の責任の所在など不透明な部分もあり、環境整備も同時に求められている。
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車線変更している場面には驚きました。
まだまだクリアすべきことは多いと思いますが、楽しみな技術です。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 16:25Comments(0)気になる話

2015年10月07日

さすが、とらや!!!

これぞ、老舗、名門の魂を感じたので、紹介いたします。

出典元:下記から引用しています
http://withnews.jp/article/f0151007000qq000000000000000W00o0201qq000012589A#parts_1
出典元:下記は、虎屋のHPです。挨拶の全文が載っています。
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/news/detail/?nid=76
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老舗和菓子店「虎屋」のホームページに掲載された文章に、称賛の声が相次いでいます。
書いたのは虎屋17代の黒川光博社長。本社ビルの建て替えに伴い、本日7日いっぱいで
赤坂本店の営業を一時休止することを知らせる内容ですが、ネット上では「商人の鑑(かがみ)」
「顧客と丁寧に向き合わないと書けない文章」と話題になっています。

この店でお客様をお迎えした51年のあいだ、多くの素晴らしい出逢いに恵まれました。
三日にあげずにご来店くださり、きまってお汁粉を召し上がる男性のお客様。
毎朝お母さまとご一緒に小形羊羹を1つお買い求めくださっていた、当時幼稚園生でいらしたお客様。ある時おひとりでお見えになったので、心配になった店員が外へ出てみると、お母さまがこっそり隠れて見守っていらっしゃったということもありました。
車椅子でご来店くださっていた、100歳になられる女性のお客様。入院生活に入られてからはご家族が生菓子や干菓子をお買い求めくださいました。お食事ができなくなられてからも、弊社の干菓子をくずしながらお召し上がりになったと伺っています。
このようにお客様とともに過ごさせて頂いた時間をここに書き尽くすことは到底できませんが、おひとりおひとりのお姿は、強く私たちの心に焼き付いています。


3年後にできる新しいビルは、ゆっくりお過ごしになる方、お急ぎの方、外国の方などあらゆるお客様にとって、さらにお使い頂きやすいものとなるよう考えています。
新たな店でもたくさんの方々との出逢いを楽しみにしつつ、これまでのご愛顧に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

虎屋17代
代表取締役社長 黒川光博

(中略)

ネット上で称賛相次ぐ

 このメッセージに対し、ツイッターなどで称賛の声が相次いでいます。
 「商人の鑑すぎる」
 「すべての広報担当者は読んでおきたい名文章」
 「深みのある文章。これぞブランド」
 「すごいコンテンツだ。歴史が違うわ、虎屋さん」
 「新しいビルができたら買い物に行こう」
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この文章を読んだ時に、心が温かくなりました。
商人に限らず、人としてこのような想いを持っていきたいと思いました。



  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 15:57Comments(0)気になる話

2015年10月05日

(マイナンバー)本人に交付する源泉徴収票にも個人番号の記載がいるの?

【マイナンバー】がいよいよ始まるのですが、
よく分からないことだらけface07

国税庁からの改正情報です。

改正前は、支払を受ける方に対して交付する源泉徴収票などについて、本人等の個
人番号を記載して交付しなければならない
こととされていました。
  
          ⇓

 本人に交付する源泉徴収票や支払通知書等への個人番号(マイナンバー)
記載は不要となりました。

平成 27 年 10 月2日に所得税法施行規則等の改正が行われ、行政手
続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(以
下「番号法」といいます。)施行後の平成 28 年1月以降も、
給与などの支払を受ける方に交付する源泉徴収票などへの個人番号の記載は行わないこととされました


ちなみに個人番号が記載不要となる税務関係書類は、以下をご覧ください。
https://www.nta.go.jp/mynumberinfo/pdf/mynumber_gensen.pdf

何か情報がありましたら、またお知らせします


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:02Comments(0)気になる話

2015年10月05日

岐阜発「楽園企業」、年休140日で驚きの高年収

東洋経済ONLINE 2015年10月5日に
あのホワイト企業の記事が載っていました。

下記から引用しています。
http://toyokeizai.net/articles/-/86476
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「日本一『社員』が幸せ」と言われる「未来工業」(岐阜県にある電気・設備資材メーカー)は、
「残業なしの毎日5時退社」で有名だが、年間休日140日+有給休暇最長40日と、
休みの多さでも群を抜いている。
にもかかわらず、「驚くほどの高年収」を社員に保証している。

なぜ、未来工業は「あきれるほど多い休みっぷり」と「驚きの高年収」を社員に保証するのか――。

(中略)

「安い賃金で、できるだけ長く働かせようという会社が多いからや」
世の中の「社員をこき使う会社」と差別化するためだというわけだが、さらに取材を進めると、
そこには山田氏の3つの哲学があることがわかった。

「年間休日140日+有休最長40日」を続ける理由

1. 「ウチの社員も休みが多いと、何かの間違いで、頑張りだすかもしれん」
創業当初、未来工業の夏休みはわずか3日。その後、増収増益が続いたために、
休みを少しずつ増やして、現在の休日数になった。
山田氏の言葉を借りれば、休みが多いのは「社員をやる気にするための『餅(もち)』」だという。

2.「昔、夏休みを減らしたら、売り上げが落ちたからや」
山田氏が社長から相談役に退いた後、3代目社長の発案で、同社は夏休みを3日減らしたことがある。

ところが、対前年度比で売り上げが落ちるという、前代未聞の結果が出た。
それ以降、未来工業の夏休みは10日間のままだ。
このとき、山田氏が「夏休みを減らしたら、逆に売り上げが落ちるぞ」と“予言”していたことも話題になった。

社長の「3日間休みを減らせば、その分、儲かる」という発想はわかる、と山田氏は言う。
しかし、「『夏休みを3日間も減らされてしまった』という社員のマイナス感情への想像力をまったく働かせていない。
社員のマイナス感情は目に見えないからこそ厄介なんや」


3.「休みが多いウチだけが『ライフ・ワーク・バランス』ができる。仕事以外の楽しみを持ってほしい」

(中略)

山田氏の「人を大切にする経営」がある。

1. 「人の働きぶりこそが会社経営の根幹や」
生前の山田氏が繰り返し語っていた、忘れられない言葉がある。

「うちは社員約800人全部が正社員や。派遣やパート社員は1人もおらん。
『派遣社員を増やせば人件費を半減できる』なんて言うバカな経営者がいるが、『正社員と同じ仕事を、半分の給料でやらされる人の気持ち』を、一度でも考えたことがあるんか?」

会社とは、やる気を起こしたり失ったりする人の集まりであり、そんな人たちの働きぶりこそが、
経営の根幹であると、創業者兼相談役だった山田氏は熟知していた。

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山田さんの書物を読んだことがありますが、生きている間にお話を直接聞いてみたかった。
こんなことができたら、幸せだろうなと思いますが、絶対難しい・・・face07

未来工業のHPです。
http://www.mirai.co.jp/index.html
HPを見ても、そんなにすごい会社(すごい製品があるとか)とは思えないのですが、
山田前社長の凄さなのでしょうか?
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 18:34Comments(0)気になる話