2016年01月28日

「関西ものづくり新撰2016」に認定企業のあの2社が選定されました。

“優れた”“売れる”製品・技術22件を厳選しました!
~「関西ものづくり新撰2016」の決定!

引用:近畿経済産業局HP
http://www.kansai.meti.go.jp/3-5sangyo/shinseihin/2016/kettei2016.html


 近畿経済産業局では、今年も関西ものづくり中小企業が独自に開発した “優れた”“売れる”製品・技術を選定しました。技術力の高さはもちろん、ニッチ市場でのイノベーション創出、現場やユーザーを重視した絶え間ない創意工夫を感じられる製品・技術ばかりを厳選しています。

 1.選定結果

 関西のものづくり中小企業がここ5年以内に独自に開発した製品・技術を、平成27年8月14日から9月14日の期間で公募。
書面審査や現地ヒアリング調査、民間有識者による選定委員会(委員長:岩田一明 大阪大学・神戸大学名誉教授)での厳正な審査を経て、“優れた”“売れる”22件の製品・技術を「関西ものづくり新撰2016」として選定しました。

選定企業はこちらです。
http://www.kansai.meti.go.jp/3-5sangyo/shinseihin/2016/sassi2016.html
http://www.kansai.meti.go.jp/3-5sangyo/shinseihin/2016/page/2016zentai.pdf

わが「神戸発・優れた技術」認定企業からは2社が選定されました。
おめでとうございますface02

株式会社カコテクノス
http://www.kako.co.jp/2572.html

兵神装備株式会社
http://www.heishin.jp/

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来年度は、兵庫県でも優れた技術、オンリーワン企業を選出するようです。
詳細が分かりましたら、ご案内いたします。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:11Comments(0)神戸発・優れた技術認定企業

2016年01月27日

神戸港に水素輸入基地ができます

神戸港に官民で水素輸入基地 新産業の核に

引用は、下記の2016/1/27 日本経済新聞 電子版からです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO96577350X20C16A1LDA000/?n_cid=TPRN0011 
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 神戸市は26日、川崎重工業や岩谷産業と連携し、次世代エネルギーとして注目される水素の輸入基地を神戸港に新設すると発表した。
世界に先駆けた水素サプライチェーン(供給網)構築の拠点となる。
医療に続く産業の核を模索する同市にとって、水素は将来を託す有望分野になりそうだ。


 同日の記者会見で久元喜造市長は「国策として取り組む重要なプロジェクトの拠点を神戸市につくってもらうのは願ってもないこと」と話した。

(中略) 

 そんな中で神戸が選ばれたのは川重と岩谷の研究拠点からの近さに加え、17年に開港150年を迎える神戸港が岸壁整備や多様な船舶の受け入れで実績が豊富であることも評価されたもようだ。

 神戸市は阪神大震災からの復興事業として医療産業を育成してきたが、それに続く柱を模索してきた。
水素は関連する部品や製品の裾野が広い。
今年度には神戸市などが主導して中小製造業20社と「水素クラスター勉強会」を発足しており、輸入拠点誘致を受け、関連分野への参入に向けた動きが本格化する。

 燃料電池などの基礎研究や水素タウンといった活用環境の整備などでは福岡県や川崎市などが力を入れている。
一方、関西圏は岩谷や川重をはじめ水素についての技術を持つ企業が多く、バルブやボンベ、ゴムパッキンなど燃料電池車用の水素ステーションの建設に不可欠な技術を持つ中小・中堅企業も増えている。
輸入拠点の開設によって、神戸だけでなく関西全体の産業集積が厚みを増す可能性がある。
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神戸市産業振興財団が「神戸発・優れた技術」認定企業を中心として、発足した「水素クラスター勉強会」。
講演会、見学会と行っております。

大阪の中小企業が参入しているケースを学びながら、神戸でも参入すべく、奮闘中です。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 13:39Comments(0)神戸発・優れた技術認定企業気になる話

2016年01月26日

車のサイドミラーが無くなる?

ミラーない車、実用化 パナソニックなど攻勢
IT時代、変わる部品勢力図



引用元:2016/1/19 2:00日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ18IHL_Y6A110C1EA2000/?n_cid=MELMG001

 自動車部品の「世代交代」が加速している。
IT(情報技術)に強い異分野の企業が、既存の部品を代替する新技術を実用化する動きだ。
デンソーやパナソニックはサイドミラーなど鏡が不要な「ミラーレス」システムを開発。
カメラとモニターを使って後方の死角をなくし、安全性を高める技術で、自動運転にも生かせる。
6月にも国土交通省が採用を認める方針になったため、参入を決めた。

 自動車ミラーは市光工業や村上開明堂が大手。市光などもミラーレス開発で対抗するが新規参入企業との厳しい競争にさらされる。
エンジンやスイッチといった分野でもIT部品などによる代替が始まっており、業界地図が塗り替わってきた。

 デンソーはミラー事業を手がけていないが、エンジン制御などで培ったITを生かしシェア獲得を目指す。
開発したのは、サイドミラーのあった場所などにカメラを付け、ハンドルの左右に設けたモニター画面で後方の様子を見られる仕組み。

 サイドミラーでは死角になりやすかった斜め後方部分なども、モニターで確認できるようになる。画像処理ソフト開発ベンチャーのモルフォと提携し、画像の精度を高める開発を進めている。

 自動車の電子化は部品業界を変革する。
電気自動車が普及すればエンジンや変速機の需要が減り、タッチパネルが増えればスイッチが減る。
自動運転技術が進化すればハンドルやブレーキ関連部品は大きく変わる。
電機大手などの参入機会が広がる一方、国内自動車大手と強固な関係を築いてきた伝統的な部品メーカーは新技術の開発や販売先の開拓が急務になる。
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既存の部品から、新しい部品に代わるのはビジネスチャンス!
今までの常識から、どんどん変化していくのを先取りして、
販路拡大につながることを祈ります。





  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:53Comments(0)気になる話

2016年01月26日

南極大陸を自転車で走った人は、神戸のあの企業の人です。

神戸の会社員 自転車で「南極点」到達し無事帰国

文章、写真は下記より引用しました。
http://osaka.thepage.jp/detail/20160120-00000004-wordleafv?utm_expid=90592221-53.dkK4v0nLS7muTT6u23GJVg.0

[写真]南極の輝く雪面を走る大島さん(本人提供)


自転車で南極大陸を走り、南極点を目指す冒険に挑戦していた神戸市須磨区の会社員、大島義史さん(31)が今月10日に南極点へ到達。
19日に無事帰国した。
出発前のインタビューで「僕は冒険家じゃない、サラリーマンです」と話し、有給休暇を使って会社員としてどこまでやれるかと試したかったという大島さん。
パソコンとソーラー電池を持参して一部業務をこなしたり、自転車走行中は吹き飛ばされないよう、凍傷の気配を探りながら南極大陸を走り、時には自転車を押して時速1~2キロになりながらも、夢だった南極点への到達を果たした。

(中略)

そのため、少し夢の南極点でのサイクリングを楽しみ、合わせて420キロを走った。
「今となっては『まだまだ走れた!』という思いもありますが、有給休暇の残日数のこともありますので、
ここから先は、これから南極自転車旅行を楽しむであろう他の自転車乗りの方々に譲りたいと思います」と大島さんは話す。

 大島さんは、輸送機器メーカー「川崎重工業」(本社・神戸市)で経理を担当。
これまでも不動産部門や工場の管理部門、国際税務など様々な分野を担当してきた。
東京大学在学中から自転車の旅に魅せられ、今回は個人で挑戦。家族や会社とじっくり相談し、出発前のインタビューでも「家族や会社が理解してくれてこそできる」と答えるなど、周囲への感謝の思いを胸に南極への旅に挑戦に向け努力を重ねていた。

 帰国後は妻と2歳の長女と再会。現在は無事な帰国を家族で喜び、わかちあっている。
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昨日テレビで見ましたが、面白い人がいるなと思ったら、
川崎重工業の方でした。

あまりにもきれいな写真のため、引用させていただきました。

これはこれで会社の宣伝になるのでしょうか?


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:37Comments(0)気になる話

2016年01月22日

新春合同講演会が開催されました。

1年に一度の3団体合同の講演会が昨日開催されました。
神戸市産業振興財団が事務局を務める神戸生産技術研究会、神戸産学官交流会、「神戸発・優れた技術」認定企業交流会です。

日 時 : 平成28年1月21日(木) 15:00~19:30
場 所 : 講演会 神戸市産業振興センター 10階レセプションルーム

開会挨拶 神戸生産技術研究会 座長 森脇 俊道

演題:商品開発成功事例 「高加工性ハイテンの開発」
講師:公益社団法人 兵庫工業会 会長 大西 功一 氏(株式会社神戸製鋼所顧問) 



演題:「“つい、うっかり”の失敗と一緒に、“まさか”の失敗も防ごう」  
講師:東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻 教授 中尾 政之 氏



質疑応答も白熱しました。



懇親会 イタリアンダイニング WOOL 神戸ハーバー(神戸市中央区東川崎町1-5-7 カルメニ18F)

ご参加いただいた方々、誠にありがとうございました。
ご参加いただけなかった方にも雰囲気が伝われば幸いです。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:47Comments(0)神戸発・優れた技術認定企業交流会

2016年01月21日

中小企業のM&Aについて

東京商工会議所に興味深い記事がありましたので、紹介します。

引用元:下記のHPより(掲載:東商新聞 2015年4月20日号)
http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=63364
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M&Aを進める際の留意点や進め方、手続きなどについて紹介します。(全4回)

■事業承継の現状

 少し古い統計ですが、2006年の中小企業白書によると毎年7万社が
後継者不在を第一の理由として廃業しており、それによって失われる従業員の雇用は毎年20~30万人にものぼると推定されています。
 直近の帝国データバンクの事業承継調査(2014年)によると、この20年間、事業承継が円滑に進まないために経営者交代率の低下・経営者の平均年齢の上昇が進んでおり、
約2/3の中小企業において後継者がいないという調査結果が出るなど事態はさらに深刻化しています。
 そのような現状に問題意識を持った経済産業省によって2011年に主に後継者不在の中小企業事業者向けに事業引継ぎ支援センターが設立されました。
 当センターでは事業承継問題を抱える中小企業事業者に対して会社の状況を踏まえた上でどのような選択肢があるか判断材料を提供・助言し、次世代への円滑なバトンタッチを支援しています。


会社の承継・譲渡を円滑に進めるための3つのポイントを説明します。

【承継・譲渡しやすい会社】

●業績が良く、財務上も問題のない(銀行借入の少ない)会社
 損益的にはやはり黒字の会社のほうが相手先を見つけやすいですが、特別事情による一過性の赤字、または本業以外の理由による赤字であればそれほど障害にならない可能性もあります。財務的には必要な運転資金のための借入は問題ありませんが、今の事業収益から完済が見込めないほどの借入規模だと難しくなってきます。
●社長への依存度が高すぎない(社長のほかにキーパーソンがいる)会社
 中小企業では大企業に比べ経営者の影響力が大きいのは致し方ないところもありますが、経営面のみならず営業面・技術面など事業の全てを社長一人に依存していると経営者の引退を前提とする第三者への承継は難しいと言えるでしょう。
●株式が社長一族に集中している会社
 中小企業の場合、所有と経営が一致していることが多いですが、創業時の知人や元従業員などに株式が分散し、集約が難しいとなると承継候補者の円滑な事業運営が難しくなってきます。
 
次回以降、M&Aを実際に進める際の自社の評価額や留意点、進め方、手続きについて詳しく解説します。
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もし、M&Aをすることで、後継者不在という理由の廃業が防げるのであれば
一つの方法だと思います。

難しいことではありますが、学んでいきたいと思います。


  

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2016年01月20日

「航空機部品へと挑戦する企業」を振り返る

下記の日経BP社 HPから引用します
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/120900013/122600018/?ST=tomict&P=1

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日経ものづくり 2015年12月号の「羽ばたけ 日本の航空機産業」では参入障壁が高い中、果敢に航空機産業に挑戦する企業を取材することができました。今回はその1社を振り返ってみたいと思います。

独自の切削加工で挑戦
 金型メーカーの野田金型(本社大阪府高石市)です。独自の切削加工を売りに、自社製品の航空機部品への採用を目指して活動しています。
同社の強みは、切削加工の湾曲管(エルボ)です。
湾曲管とは配管の接続部などで使用される部品です。
鍛造素材から削り出すことで流路断面が真円で、肉厚の精度が高い製品を生み出すことに成功しました。

 流路断面が真円になることで乱流などが発生しにくくなり、圧力損失が減って疲労破壊が起こりにくくなります。
加えて削り出しによって薄肉化が可能なため、軽量化にも役立つといいます。
この利点から航空機でも挑戦していける、と同社は考えています。
 (同社の代表取締役社長である堀口展男氏)。

同社が力を入れていることとして海外への売り込みがあります。
社長自ら頻繁に海外へと赴いて、「パスポートはスタンプで埋まってしまった」(同氏)。

 なぜ海外へ行くことが大事なのでしょうか。
それは高い技術力を、正当な値段で買ってもらえる可能性があるからです。
「海外のエアショーでは設計や開発を手掛ける有力な技術者がたくさんやってくる。
安く仕入れようとする人と話をするのではなく、次の開発に使ってもらうために自分の高い技術力を伝えるべきだと思っている」
(同氏)。

 航空機メーカーは自動車メーカーと比較すると、企業数が限られます。
それは自動車メーカー1社に部品供給できない場合のマイナスより、航空機メーカー1社に部品供給できない場合のマイナスの方が非常に大きいことを示しています。
だからこそ「買い手が何を欲しがっているのか、何に従う必要があるのか。航空機産業において、情報を聞き出すことが他の産業にも増して重要だと感じている」(同氏)。
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航空業界に限った話ではないと思いますが、買い手が何を欲しがっているのか?の
本当のことを聞き出すのは難しいです。

本音を聞き出せるような信頼関係を築くために
小さなことを積み重ねて信頼していただるようになりたいです。
   

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 12:12Comments(0)気になる話

2016年01月19日

下町ボブスレーがやっとオリンピックチームに採用

といっても日本チームはドイツ製を採用しましたので・・・。

http://bobsleigh.jp/

「下町ボブスレ-」 ジャマイカ代表が採用へ
1月16日 19時38分
引用はNHK WEB newsより。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160116/k10010374331000.html
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東京・大田区の町工場のグループが「下町ボブスレー」の愛称で開発を進めている、冬のスポーツ・ボブスレー用のそりが、映画「クールランニング」のモデルになって人気を博した南国・ジャマイカの代表チームに採用されることになりました。
町工場のグループがジャマイカ代表とともに再来年、開かれる、冬のオリンピック出場を目指すことになりました。

「下町ボブスレー」は、東京・大田区の中小・零細企業などのべ100社が開発したボブスレー用のそりで、町工場のグループは、再来年、韓国で開かれるピョンチャンオリンピックで日本代表に採用してもらおうとテストを受けましたが、不採用とされました。

ジャマイカ代表は資金不足が課題となっていることから、町工場のグループは無償でそりを提供しスポンサー探しでも協力する方針で、日本代表の不採用通知から一転して再び冬のオリンピックを目指すことになりました。
オリンピック代表の採用は悲願
「下町ボブスレー」がオリンピックの代表チームで使われることは、東京・大田区の町工場のグループにとって“悲願”と言えます。


このプロジェクトがスタートしたのは5年前の平成23年です。
「世界一軽いそり」を目指して「下町ボブスレー」と名付けたそりの開発に乗り出しました。
ものづくりの中小・零細企業が集積する東京・大田区は、金属加工や板金など高い技術を持った職人たちが多くいましたが、少子高齢化による後継者の不足などで、ピークには9000社を超えた町工場が今では半分以下になっています。
この苦境を打開したいと町工場の社長たちが目指したのが、スポーツの祭典オリンピックへの出場、そして、目指す競技は氷上のF1とも言われるボブスレーでした。
世界の強豪チームのそりはBMWなど名だたる自動車のメーカーが開発しており、独自に開発したそりで日本代表が活躍すれば、世界に「大田区」の技術を発信できると考えたのです。
実戦での使用や改良も何度も積み重ね、ソチオリンピックで日本代表の選手が使うかどうかの採用テストにこぎ着けましたが、選手からは改良を求める要望が寄せられ、採用は見送られました。

ジャマイカ連盟会長「真摯な取り組みに感銘」
ジャマイカボブスレー連盟のクリス・ストークス会長は「下町の最高の技術力とものづくりに対する真摯(しんし)な取り組みに感銘を受けた。
今後は、世界大会でそりを使いながら改良を加え最終的には、ピョンチャンオリンピックで使いたいと思っている」と話していました。
また、プロジェクトの責任者を務める細貝淳一さんは「不採用が続いたものの、世界一の身体能力を持ったジャマイカの選手と、世界のものづくり力をもった私たちがボブスレーの分野で世界を目指すというのは、本当に価値あることだ」と話していました。
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優れた技術で講演をお聞きしてから、やっとの採用で嬉しい限りです。
しかし、ジャマイカがオリンピックに出場できるかはまだ決まっていないようですがface07
オリンピック中継があるのを楽しみにしています。
下町の技術力の高さを証明してほしいです。  

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2016年01月18日

「神戸で一番おもしろい会社を目指して」

カンブリア宮殿に昨年12月17日神戸の伍魚福が紹介されました。

テレビ東京のビジネンオンデマンドです。
http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_102584/

伍魚福のHPです。
http://gogyofuku.com/fs/gogyofuku/c/tv201512
http://www.gogyofuku.co.jp/kan/2015/12/post-302.html

全国に4000以上の専用の売り場を持ち、400種類の酒の肴を売る!
そんな他に類のない珍味ビジネスを展開する伍魚福は、
現代表取締役会長 山中 勉氏が下請けスルメ工場から、総合珍味メーカーへ発展させた時代、
経営は「会長1人の能力に頼っていた」ワンマン経営でした。

時代が変わり顧客ニーズが変化しても変わらずにお客様から支持され続ける組織を作るべく
山中 勧氏はワンマン経営からチーム経営へ組織改革を実施、営業プロセスマネジメントにも取り組まれます。
そして、組織をV字回復に導き「ひょうご経営革新賞」、「経営品質賞・優秀賞」受賞等素晴らしい功績を挙げられました。
素晴らしい成功の背景には“チーム伍魚福”の発想力・実行力を生む仕組みがあります。

■商品や業務改善のアイディアがチームから生まれ
すぐに 実行⇒検証⇒改善へつなげられる仕組み構築
営業現場はお客様との接点の場であり、そこにはお客様のニーズに応える為の
“気づき”や“ヒント”が数多く存在します。しかし、今までは情報は各営業マンに蓄積され、
チームや経営にまで即座に展開・活かされることはありませんでした。
現場のアイディアを改善につなげる為に山中 勧氏が実施したのは
「マネジメント強化プログラム構築」 「ヒット商品提案制度」 「TEAM GOGYOFUKU提報」です。

■「買う理由(=価値)」を伝えるツールの活用で、誰もが売れる仕組み構築
 モノが溢れる時代、「商品」や「サービス」だけを売ってもお客様からは選ばれません。
「その商品やサービスを通して、何を提供しているのか。」 お客様に「買う理由(=価値)」を提案することで、初めてお客様から選ばれます。
「取引先販売店の販売員まで、誰もが「買う理由」をお客様に伝える為にはどうしたらよいか。」その課題を解決したのが 「コトPOP提案」 です。
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その山中社長が
第2回神戸商業経営研究会で、社員のやる気を引き出し、チーム力で会社を動かす伍魚福流の会社経営についてのお話をされます。
どなたでも振るってご参加ください。


◆日時 : 2016年2月3日(水) 18:00~20:30

◆講師 : 株式会社伍魚福 代表取締役社長 山中 勧  氏

◆会場 : 神戸市産業振興センター 801会議室 
       〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.kobe-ipc.or.jp/information/detail.asp?cd=1282

  

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2016年01月15日

生産業務の属人化から脱却した“経営の見える化”の推進

以前、神戸生産技術研究会で訪問させていただいた尼崎市の株式会社特発三協製作所の
ITの取り組みを紹介します。
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確かな技術力を備えた老舗メーカーが生産管理システムで“経営の見える化”を実現し、従業員のコスト意識を高めながら経営品質を向上
株式会社特発三協製作所 導入事例 2013年5月取材

リーマン・ショックによる危機的状況も見事に乗り越えた、精密薄板ばねの老舗メーカーである株式会社特発三協製作所。
その推進力となったのは、ITシステムの活用による“経営の見える化”だった。

引用は、下記の大塚商会のHPからです。
http://www.otsuka-shokai.co.jp/products/case/tokuhatsu-sankyo.html

大塚商会担当者からのコメント
「システムの効果的な活用は、多くの企業のお手本になっています」
株式会社特発三協製作所様は、その技術もさることながら、経営改善への取り組みがさまざまなところで注目されています。
ITシステムを効果的に活用した“経営の見える化”は、製造業をはじめとする多くの企業のお手本になっています。

詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.otsuka-shokai.co.jp/products/case/media/tokuhatsu-sankyo.pdf

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以前、訪問した際に、全従業員が集まる会議室に、各部署のコストの推移をグラフ化したもの等が
ありました。製造部だけでなく、各部署がコスト感覚を従業員と共有していました。
参考になれば幸いです。  

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2016年01月15日

「展示会出展で、6,200万円の受注」って凄すぎる

展示会の出展案内を見ていると、
タイトルの文字が飛び込んできたので、紹介します。
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さて、今年4月6日(水)~8日(金)開催の「第7回 高機能素材ワールド」に先立ち
来る1月26日(火)に「出展検討のための特別説明会」(参加無料)を開催します。

本説明会では、前回出展社による【展示会 活用術】の特別講演が決定いたしました。
招待券の配布方法、ブース・装飾での工夫、売上げアップのためのアポイント取りなど
貴社でも活用できる、具体的な手法を多数公開いただきます。

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     【第7回 高機能素材ワールド】
        「出展検討のための特別説明会」(無料)
        >>> http://www.filmtech.jp/pre_semi/

    【日時】2016年1月26日(火)14:00~15:50
    【会場】東京ビッグサイト 会議棟 レセプションホール
    【対象】出展検討中 および 今後出展をお考えの企業の方
        展示会での「売上げアップ」「受注獲得」にご興味のある方

    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    ◆ 『前回出展社による特別講演』が決定!

     【展示会 出展で6,200万円の受注
             ~その事前準備と当日運営の事例紹介~】


       講師:富士商工マシナリー(株)
          営業部 部長  佐藤 貴之氏

      =====================================================
       毎年、展示会を通じて大きな成果を上げている同社が
       ブース作り・お客様への事前案内・当日の営業マン体制で
       どんな工夫をしているのか?多数の具体例が満載です。
      =====================================================


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プレス機械システムの自動化・省力化に貢献する富士商工マシナリー株式会社

HPはこちらです。
http://www.fujishoko.co.jp/ 

東京での説明会ですが、興味をそそられます。
興味がある方は是非、聞いてみてはいかがでしょうか?



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2016年01月14日

『それさぁ、早くいってよぉ~』

このCMを知っていますか?
https://www.youtube.com/watch?v=izP-4eeCSj8

その続きも見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=_FgX8iThPVE

さらに続きで1分30秒バージョンです。
https://www.youtube.com/watch?v=1J2xfHRvMf8

ほとんどがBtoC向けのTVCMを、なぜBtoBのSansanが実行したのか。
http://jp.sansan.com/netacho/%E6%9D%BE%E9%87%8D%E8%B1%8A%E3%80%8E%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%95%E3%81%81%E3%80%81%E6%97%A9%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%89%EF%BD%9E%E3%80%8F-sansan%E3%81%AEtvcm%E3%82%92%E5%BE%B9/

営業のチャンスを拡げるために社内の名刺を一括管理

この会社です。
Sansan株式会社 
http://jp.sansan.com/lp/tvcm2015.html?gclid=Cj0KEQiAq920BRC8-efn57XrotYBEiQAlVlMQ6F8WqjCNRANI2s6wit1voW5VzFBzAmaHKmDwZCy98AaAq348P8HAQ&trflg=1
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営業でなくても、よく起こりうる話だと思います。

私も先日、興味があって、電話で問い合わせをして、初めて接触し、お会いしたある会社が、
実は別の部署と既に仕事をしていたことを知りました。
『それさぁ、早くいってよぉ~』

また、ある会社に2人で別々に案内をしていて、もう一人の方に返事したよと言われる始末。
『それさぁ、早くいってよぉ~』

ある企業の宣伝になってしまいましたが、お許し願います。
それほど印象に残ったTVCMでした。


  

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2016年01月14日

健康経営って何?

東京商工会議所HPより引用しています。

第1回  今、なぜ健康経営なのか
http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=73535
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従業員の健康を重要な経営資源として捉え、健康づくりの推進を「コスト」ではなく「投資」と考えて積極的に取組み、業績向上に繋げていく「健康経営」のポイントについて紹介します。

 近年、「健康経営」という言葉が良く聞かれるようになってきました。
成長戦略である「日本再興戦略改訂2014」にも健康経営の普及、健康投資の促進が明文化され、本年3月には経済産業省と東京証券取引所が初めて「健康経営銘柄」を22銘柄選定・発表しました。

 健康経営とは、従業員の健康を重要な経営資源として捉え、健康づくりの推進を「コスト」ではなく「投資」と考えて積極的に取組み、業績向上に繋げていく、という経営スタイルです。
 健康経営に期待が寄せられる背景には、少子高齢化による労働者の減少・高齢化、生活習慣病等の国民医療費の増加、メンタルヘルスの問題などにより「不健康によるコスト」が拡大し、国や企業の競争力への影響を看過できなくなってきていることが挙げられます。

健康経営で業績が向上
 企業が健康増進に取り組むことで「不健康によるコスト」を軽減する可能性も示唆されています。
ある米国企業の事例では、健康づくりなどの1ドルの「健康投資」により約3ドルの投資効果があったとの報告がありました。
また、NASAでは、運動プログラムに参加した従業員は集中力と意思決定能力が高まるとともに、一般事務職の労働効率の低下を防ぎ、労働生産性が12.5%も高いことが明らかになったと言われています(東京商工会議所「社員の健康づくりガイドブック」より)。
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第2回は、第2回  まずは自社の現状把握から
詳細は下記をご覧ください。
http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=74035
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健康でなければ良い仕事は出来ない。
当たり前ですが、この当たり前がなかなか難しいです。

「心・技・体」は、スポーツだけではなく、
仕事にも当てはまると再認識させられました。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:01Comments(0)気になる話

2016年01月13日

知っていますか? 自分のカフェインの「安全量」を。

昨年、衝撃的だった、20代日本人男性の「カフェイン中毒死」の事故。

仕事中に珈琲をたくさん飲むこともあるかも知れません。
私は15年くらい前に、1日5杯以上飲んで、体調を壊したことがあります。
それ以来、1日2杯程度に抑えています。

カフェインの大量摂取による死亡は非常にまれといわれても、実際に死亡例がでてしまうと、心配になりました。
自分にとっての安全なカフェイン量とはどのくらいなのでしょうか。
下記から引用します。

日経Gooday 2015/12/29 大西淳子=医学ジャーナリストより引用しています。
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/122500223/?ST=food&P=1
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カフェインは、中枢神経系を興奮させて眠気をはらい、集中力を高めるといった効果をもたらします。
一方で、摂取しすぎると、頭痛、心拍数の増加、不安、不眠、嘔吐、下痢などを引き起こします。
妊婦の場合には、流産のリスクが高まったり、胎児の発育が阻害されたりする可能性があります。

 カフェインを繰り返し摂取していると、体が反応しにくくなり(カフェイン耐性)、より多くのカフェインを求めるようになります(カフェイン依存症)。
そうなった時点でカフェインの摂取をやめると、頭痛、眠気、神経過敏、便秘、うつ、悪心・嘔吐、不安、集中力の低下といった離脱症状が現れます。

安全に摂取できるカフェインの量は、体格によって異なる

 悪影響を心配することなく、日常的に安全に摂取できるカフェインの量はどのくらいなのでしょう。
厚生労働省と食品安全委員会によると、日本では、カフェインの食品添加物としての使用量や、1日当たりの摂取許容量の基準はありません。
現在、食品安全委員会などが、カフェインの健康被害に関する情報を収集している段階です。
一方、海外のいくつかの国は、成人が摂取しても体に影響がないと見られる1日当たりの最大摂取量を設定しています。

体重が40kg程度の痩せた女性では、缶コーヒー1本、またはエナジードリンク1本でも、安全な1回量を超えてしまうことが分かります。
鎮痛薬などの市販薬を買うときは、ノンカフェインの商品を選んだほうが良いかも知れません。
また、薬局で購入できる眠気予防薬は、カフェイン含有量が群を抜いて高いことに注意が必要です。

 カフェインの半減期は4~6時間です。安全な1回量以下でも、短時間のうちに繰り返し摂取すると、体内にあるカフェインが代謝・排泄される前に新たに取り込まれることになるので、血中濃度が上昇することに注意してください。

 さらに注意してほしいのは、個人差です。
表1はあくまで参照値で、同じ体格なら安全なカフェイン量も同じとは限りません。
なぜなら、カフェイン感受性は人ごとに異なるからです。
もし、表1に記載されているより少ない量を摂取した後に不快な症状を感じたら、あなたはカフェイン感受性が高いと言えます。
健康な成人には有益な量のカフェインでも、感受性の高い人には不眠や頭痛などの害をもたらします(カフェイン不耐症)。

https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf 

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わたくし事ですが、5年ほど前まで、カフェインの入った頭痛薬を飲みすぎて、頭痛になったことがありました。
頭痛外来で診察してもらうと、薬物乱用性頭痛と言われ、頭痛薬をやめることで治りました。
あれはカフェインが原因だったのかもしれません。

私は体が大きいですが、缶コーヒー2本までにした方が良いようです。
3本飲むと超えてしまいます。

言われたことがありますが、
市販の頭痛薬が今でもよく効きますか?
もし、最近、効きにくくなってきたようですと、薬物乱用性頭痛の疑いが強くなるようです。

皆様もお気を付け下さい。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:45Comments(0)気になる話

2016年01月08日

中小製造業の人材戦略

少し前の資料ですが(平成 21 年 10 月)、
財団法人 商工総合研究所がまとめた中小製造業の人材戦略を
興味深く読みましたので、紹介します。

引用元
http://www.shokosoken.or.jp/chousa/youshi/21nen/21-2.pdf 

今でも通用する話もあると思います。
具体的に8社にヒアリングして、事例紹介しています。

先日紹介した三州製菓(株)も載っています。

採用方法、人材育成と読み応えがあります。

一つでも参考になれば幸いです。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 18:45Comments(0)気になる話旬活

2016年01月08日

世の中が変わっているのに・・・

昨日、久々にお世話になっている方にお会いしました。
70歳くらいの人生の大先輩ですが、ハッとさせられた一言が
タイトルの言葉です。

自分では分かっているつもりでしたが、日ごろの仕事に追われていると、
前例主義というか、無難なことをしているというか、
自分たちの考えで行動してしまっています。

会社の常識、世間の非常識という言葉もあるように、
また、世の中がすごいスピードで変わっていき、
数年前の常識が通用しないことに
驚かされます。

日本国内だけでなく、世界の動きにもアンテナを張っておかねば
なりません。

良いものを作れば売れるという時代はとうの昔に終わり、
お客様の声を取り入れたものを作ることも当然になっています。

今後どのような変化があり、その変化にどう対応するのか、
新年早々考えさせられました。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:43Comments(0)気になる話

2016年01月07日

“一人三役” 働きやすい職場とは

ワールドビジネスサテライトHPから引用しています。
http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/kk/post_103766/

平成28年1月5日放送分です。
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月に1度のシリーズ「カイシャの鑑」。
「独自の制度や経営手法」によって結果を生む会社に注目する企画だ。

今回は、煎餅を作っている埼玉県春日部市の「三州製菓」。
この会社は27年間に渡り営業黒字が続いている。

好業績を支えるのは、独自の取り組み「一人三役」だ。
従業員は自分の仕事以外に2つ以上の仕事を身につけなくてはならない。

「一人三役」でカバーする業務の熟練度は「新人」から「達人」まで6段階で評価される。
実は、社員の多くは女性。
育児などで急に休まざるを得ない状況でも、心配せずに休みを取れ、かつキャリアを滞らせないように導入された。
仕事をカバーし合うだけでなく、さまざまなよい効果が生まれているという。
さらには、通勤に困難を抱える社員を支える驚きの取り組みも。
人材活用に悩む日本企業へのヒントが隠れているかもしれない。
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2014.11.11 「APEC女性活躍推進企業50選」に選定されました
経済産業省「APEC女性活躍推進企業50選」事業でAPEC地域における、女性の活躍が顕著な企業48社の企業の取組が発表されました。
日本からは5社が選定され、そのうちの1社として三州製菓が選定されました。
>>詳しくはこちら 25ページに事例が載っています。
http://www.meti.go.jp/press/2014/11/20141107003/20141107003c.pdf

参考:三州製菓株式会社HP
http://sanshu.com/
https://www.ryouritsu.jp/pdf/2012_03.pdf#search='%E4%B8%80%E4%BA%BA%E4%B8%89%E5%BD%B9+%E4%BC%81%E6%A5%AD' 
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中小企業では一人で何役の仕事をすることはよくあることではありますが、
会社の仕組みとしている点に興味を持ちました。
自分の仕事だけでも大変なのに、三役というこの仕組みをやりきるのは大変難しいとは思いますが。

その人しかわからない、できないという「属人的な仕事」ではなく、
仕事を見える化し、職場で仕事を共有していることは参考になりました。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:40Comments(0)気になる話

2016年01月06日

「この人に聞きたい」 坂本光司さん

下記のHPから引用しています。
https://omsolar.jp/about/interview42.html
OMソーラー株式会社 〒431-1207 静岡県浜松市西区村櫛町4601 TEL:053-488-1700(代)
Copr. OM Solar, Inc. All rights reserved.

この人に聞きたい
http://omsolar.jp/about/interview.html
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第42回:坂本光司さん

「この人に聞きたい」第42回目は、法政大学大学院教授で、ビジネス書としては異例のベストセラーを続けている『日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズの著者でもある坂本光司氏です。
坂本氏は40年以上に渡って日本中の中小企業を訪問しています。
そこから見えてきた、地域に必要とされ、長年に渡り利益を出し続けている企業の生き方は、経済学や経営学で教えられている理論とも、多くのビジネス書に書かれているセオリーとも違うものでした。
そして、坂本氏の訴えからは、経営者の心得といった範疇に留まらない、現代の日本人が忘れかけている人としての「生き方」が示されていると感じます。
今回は、坂本氏から企業の存在価値や社会的使命についてお話を伺い、「カイシャ」の生き方について考えてみたいと思います。(文/2014年1月現在)

「カイシャ」を動かしているのは、はたらく人の「ココロ」。
社員を動かすのは「心」


―社員のモチベーションが高い企業と低い企業とを3年間比較した調査がありました。その結果、
人事制度や給与制度はほとんどモチベーションに影響を与えない、強くモチベーションに影響を与えているのは「リーダーの人格」だったということでした。

給料を高くすればいいというものではないのです。
さらにこの調査の続きから分かったことは、業績の高い会社の社員がモチベーションが高いのではなく、
社員のモチベーションが高い会社の業績が高いということでした。
鶏が先か卵が先かではないのです。
モチベーションが高い会社は例外なく業績が高かったのです。
だったら、
経営者の仕事が何か分かりますよね。
業績を上げることではなく、社員のモチベーションを上げることです。
社員を大切にすることです。

結論は出ているんです。
そして社員のモチベーションの源泉は経営者の「人格」とか「徳」ですね。
「優しさ」や「思いやり」、「人間力」といってもいいです。
立派な経営者は苦労されている方が多いのです。
涙をたくさん流してきたような方です。
人の優しさは涙の量と比例するといいますが、自分が苦しい思いをしていなければ、人の苦しみは分からないですよ。
エリートコースを歩いてきた人には泣いている人の気持ちは分からないでしょう。
戦前、戦後を通して、立派な経営者は皆、苦労人ばかりです。
だから利他の心を持っているんです。だから愛されるのです。
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人を大切にする、人材ではなく「人財」
分かっていても、難しいことだと思います。

経営者だけでなく、従業員すべてが幸せになるような企業が増えるためには
何をしたらいいのか、探している最中です。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:18Comments(0)気になる話

2016年01月05日

義足100万円を3万円に

平成28年1月4日 日経産業新聞に
ソーシャルベンチャーの記事が載っておりました。

ソーシャルベンチャーとは、
社会貢献や社会的問題の解決を主な目的とし、ビジネスを通じて解決を図るために起業したベンチャー企業、またはベンチャープロジェクト。
起業家自身はソーシャル・アントレプレナー(社会的起業家)などとも呼ばれる。
ソーシャルベンチャーは、事業活動を成立させるための収益性を確保しつつ、同じ活動を通じて社会貢献が可能となるビジネスモデルの創案が求められる。
起業家には、高い志と、イノベーションを生み出す高い知識やスキルが必要とされる。
(新語時事用語辞典より引用)

義足の販売価格は通常1本100万円を超える。
2012年設立のSHCデザイン(神奈川県茅ケ崎市)が3Dプリンターで作る義足の製造コストは1本3万円程度に下がる見込みだ。
通常の義足にある金属部品は見当たらず、合成樹脂製の義足は付けたまま入浴もできる。
ビジネスチャンスは国内にとどまらない。早くも安価な義足のニーズが高い発展途上国にも事業を広げようとしている。

(参考として)
http://yokohamalab.jp/2015/09/fablab/

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歯科医で3Dプリンターを使って治療するという話を聞いたことがあります。

参考として、下記をご覧ください。
http://www.nakagawa-dental.jp/html/medical/3d.html

義足という活用もあるのかと感心しています。
より多くの方のお役にたてることを願っております。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 15:35Comments(0)気になる話

2016年01月04日

新年の目標を立てることで

ブログを読んでいただいている皆様、
明けましておめでとうございます。

昨年同様、それ以上に今年もよろしくお願いいたします。

ここ数年、新年の目標を立てずにいましたが、
今年は目標を立てようと思いました。

そう思ったきっかけは、下記のJBPressを読んだことによります。

新年の目標を立てたくなる! 目標が脳に与える影響力
第52回 目標を持つことで脳の状況はここまで変わる

引用は、下記から行っています。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45687
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1年を通して目標を意識し続けることは簡単ではないかもしれない。
しかし、目標を持ち続けることで人の意識の状況はずいぶん変わり、その結果、行動もその後の展開も大きく変わる。

そのため、目標を持つと、その達成のために必要な情報が意識の中に残りやすくなり、
次第に目標の実現・達成に向けて行動が変化していく。

「求めよ、さらば与えられん。探せよ、さらば見つからん。叩けよ、さらば開かれん」

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パナソニックの創業者、松下幸之助氏は、川にダムを造り、水を貯め、流量を安定させるように、資金や生産設備、人員を貯えることによって、景気の波に左右されない安定的な経営を心がけることが重要であるとする「ダム式経営」を提唱した。

松下幸之助の言葉に聴衆が失笑、しかし・・・

ある時、幸之助氏が中小企業の経営者を相手にこのダム式経営に関する講演を行った。そこで1人の聴衆から質問の手が上がった。
「確かにおっしゃるとおりだが、そのダム式経営がなかなかできない。どうすればダムが作れるのか」

この質問に対し、幸之助氏はこう答えた。
「そうですなあ。まず、ダムを作ろうと思わんといけませんなあ」

この答えを聞いた聴衆は失笑し、どよめきが広がった。これが天下の松下幸之助の答えなのかと。

しかし、聴衆の1人としてこの答えを聞き、心を打たれたのが、当時、京セラを創業したばかりの稲盛和夫氏であった。

まずはそのことを願い、目標として掲げること。すべてはそこから始まるということを幸之助氏の一言は意味している。

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さて、私の今年の目標ですが、
 ①先延ばしにしない
 ②中小企業診断士試験に合格する


この二つを達成するために、小さな成功を積み重ねていこうと思います。




  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 18:00Comments(0)気になる話