2016年01月06日

「この人に聞きたい」 坂本光司さん

下記のHPから引用しています。
https://omsolar.jp/about/interview42.html
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この人に聞きたい
http://omsolar.jp/about/interview.html
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第42回:坂本光司さん

「この人に聞きたい」第42回目は、法政大学大学院教授で、ビジネス書としては異例のベストセラーを続けている『日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズの著者でもある坂本光司氏です。
坂本氏は40年以上に渡って日本中の中小企業を訪問しています。
そこから見えてきた、地域に必要とされ、長年に渡り利益を出し続けている企業の生き方は、経済学や経営学で教えられている理論とも、多くのビジネス書に書かれているセオリーとも違うものでした。
そして、坂本氏の訴えからは、経営者の心得といった範疇に留まらない、現代の日本人が忘れかけている人としての「生き方」が示されていると感じます。
今回は、坂本氏から企業の存在価値や社会的使命についてお話を伺い、「カイシャ」の生き方について考えてみたいと思います。(文/2014年1月現在)

「カイシャ」を動かしているのは、はたらく人の「ココロ」。
社員を動かすのは「心」


―社員のモチベーションが高い企業と低い企業とを3年間比較した調査がありました。その結果、
人事制度や給与制度はほとんどモチベーションに影響を与えない、強くモチベーションに影響を与えているのは「リーダーの人格」だったということでした。

給料を高くすればいいというものではないのです。
さらにこの調査の続きから分かったことは、業績の高い会社の社員がモチベーションが高いのではなく、
社員のモチベーションが高い会社の業績が高いということでした。
鶏が先か卵が先かではないのです。
モチベーションが高い会社は例外なく業績が高かったのです。
だったら、
経営者の仕事が何か分かりますよね。
業績を上げることではなく、社員のモチベーションを上げることです。
社員を大切にすることです。

結論は出ているんです。
そして社員のモチベーションの源泉は経営者の「人格」とか「徳」ですね。
「優しさ」や「思いやり」、「人間力」といってもいいです。
立派な経営者は苦労されている方が多いのです。
涙をたくさん流してきたような方です。
人の優しさは涙の量と比例するといいますが、自分が苦しい思いをしていなければ、人の苦しみは分からないですよ。
エリートコースを歩いてきた人には泣いている人の気持ちは分からないでしょう。
戦前、戦後を通して、立派な経営者は皆、苦労人ばかりです。
だから利他の心を持っているんです。だから愛されるのです。
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人を大切にする、人材ではなく「人財」
分かっていても、難しいことだと思います。

経営者だけでなく、従業員すべてが幸せになるような企業が増えるためには
何をしたらいいのか、探している最中です。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:18Comments(0)気になる話