2015年12月03日

ストレスチェックって何?

ストレスチェックがこの12月から義務化になりました。
でも、何をすればよいか?簡単に説明します。

参考として、下記を引用しています。
日経テクノロジーONLINE コラム
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/415543/111300006/?P=1

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Q1)「ストレスチェック義務化法」が施行されると聞きます。ストレスチェックとはどのようなものなのでしょうか。

ストレスチェックとは、心理的な負担の程度を測るための検査のことです。

2014年6月に労働安全衛生法が改正され、このストレスチェックが義務化されました。
対象は、50人以上の従業員が働く全ての事業所です。
この「労働安全衛生法の一部を改正する法律(通称:ストレスチェック義務化法)」が2015年12月1日に施行されるのです。

 これまで労働安全衛生法は、従業員の身体(フィジカル)面での健康管理に重点を置いてきました。
ご承知の通り、1年間に1回の頻度で皆さんの会社でも健康診断を実施していると思います。
分かりやすく言うと、ストレスチェックは健康診断の「心」版。
2015年12月1日以降、「1年間に1回の頻度で『心の健康診断』をせよ」というのがストレスチェック義務化法です。


 肌感覚”で多くの人が感じているかもしれません。
2000年代以降、職場のストレス問題が深刻化し、メンタルヘルス(心の健康)の対策を強化する必要性が高まりました。
自殺者の増加も社会問題となり、政府が自殺対策プロジェクトを始めて、職場におけるメンタルヘルスケアの対策が重点課題として掲げられました。
こうした背景から、ストレスチェック義務化法が施行されるのです。

Q2)ストレスチェック義務化法の施行により、会社側は何をしなければならないのですか。ポイントを教えて下さい。

ストレスチェック義務化法で強化されるメンタルヘルス対策の大きなポイントは以下の3つです。

[1](50人以上の全事業所について)全従業員へのストレスチェックを実施すること
[2]高ストレス状態、かつ申し出を行った従業員に対して医師の面接を受けさせること
[3]医師面接後、医師の意見を聞いた上で必要に応じた就業上の措置を施すこと

 加えて、会社はストレスチェックや面接指導の実施状況として、以下の4点を1年に
1回、労働基準監督署に報告しなければなりません。


(1)ストレスチェックの実施時期
(2)ストレスチェックの対象人数
(3)ストレスチェックの受検人数
(4)面接指導の実施人数
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厚生労働省のHP「5分でできる職場のストレスチェック」があります。
http://kokoro.mhlw.go.jp/check/

是非一度やってみてください。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 15:45Comments(0)気になる話

2015年12月03日

尿検査でがんの有無が分かる?

びっくりする記事がありましたので、紹介します。
下記のURLからの引用です。
http://irorio.jp/nagasawamaki/20150312/212871/
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「線虫」を使った尿検査で、95.8%の確率でがんを判定!
血液検査より高精度


「線虫」を使って、がんの有無を判別することができるという。

線虫で「がん」の有無を判定
九州大などの研究チームは11日、体長1ミリほどの「線虫」に、人間の尿の匂いをかがせ、その反応から「がん」の有無を判定できることを突き止めたとして、米科学誌「プロスワン」に発表した。
線虫とは、土壌や水中に生息する微小な動物。

線虫が「がん」の匂いに寄って行く
研究グループは、犬並みの嗅覚を持ち、好きな匂いに集まる習性がある線虫「C・エレガンス」を使って実験を行った。事前の実験で、この線虫はがん細胞の匂いを好んで、寄って行くことが分かっていた。
242人を対象に線虫の反応テストを実施した結果、がん患者24人中23人に対して、線虫が陽性の反応を示した。がんの種類や進行度にかかわらず判別でき、早期発見が難しい「すい臓がん」にも反応した。
また、採尿時点にはがんだと分かっていなかった患者のがんも判別した。
がん患者発見確率は、95.8%。同時に行った血液採取による腫瘍マーカー検査よりも精度が高かった。

きっかけは「寄生虫除去手術
研究チームが線虫を使ってのがん診断研究に取り組んだきっかけは、寄生虫の除去手術だった。
体内に寄生した「アニサキス」という線虫を取り除く手術で、線虫が未発見の胃がん部分に集まっていたことに着目し、研究が始まったという。

ネット上には「スゴイ」という声が多数
この発表を受けて、ネット上には多くの反響が寄せられている。
「すごい発見だ」「早く実用化してほしい」という声が多数あった。

平成31年の実用化を目指す
線虫による「がん」検査にかかる費用は、1回100円~数百円ほど。検査結果は1時間程度だという。
従来の検査では分からなかった早期がんの発見による「早期治療」や「簡単で安いがん診断」に期待が寄せらる。
研究チームの広津助教によると、特定の「がん」だけに反応する線虫を作ることにも成功していることから、将来は「がん」の種類の特定も可能になるという。
研究グループは、精度の向上や、日立製作所などと組んでの装置の開発を進め、平成31年の実用化を目指している。

出典元:がん診断、尿1滴で=線虫の習性利用-10年後の実用化目指す・九大など - 時事通信(3/12)
出典元:線虫の“嗅覚”でがん判定 九大などグループ発表 - 産経ニュース(3/12)
出典元:尿1滴でがん判定 九大、線虫使った検査に成功 - 西日本新聞(3/12)
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1回数百円で検査できるなら、是非受けてみたいです。
色々な研究をされていることが、早く実用化できることを願います。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 14:33Comments(0)気になる話