2015年12月07日

「下町ロケット」人気で製造業への就職は増える?!

私も毎週見ておりますが、今話題の「下町ロケット」についての記事を下記から引用します。

「下町ロケット」人気で製造業は人気化するか
http://toyokeizai.net/articles/-/95165
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ドラマの人気は、現実に影響しているのか?

筆者のまわりでも、心意気を感じて勇気が湧いたとか、製造業の偉大さを再確認したなど、日本のモノづくりに対する誇りと自信について語る声をよく耳にします。
この自信が仕事で活力になるとすればすばらしいことです。

(中略)

でも、世間的にモノづくりの製造業は不人気業種と化しつつあります。
はたして「下町ロケット」に続けと製造業の採用は人気回復するでしょうか?

大手製造業に関しては学生の人気は回復基調にあるようです。
マイナビの調査によると2015年入社組において自動車や電子・電機などの製造業に対して採用情報の提供を求める「エントリー」の数が、前年に比べて大きく30%以上も増加。業績も回復基調にあり、採用増を期待してエントリーが増えたようです。
2016年卒でも傾向は同様。学生に製造業を選ぶ理由を聞いてみると、
「製造業は雇用が安定して賃金も高いというイメージがあるからです」
との回答が返ってきました。
特に理系で製造業回帰の傾向が高く、学部に関係の深い分野に強い大手製造業への人気が高まってきたようです。

(中略)

ネットが主戦力になり、中小企業は不利に…
前出の学生さんのコメントのように長く同じ会社で働きたい「安定志向」にマッチした職場環境として、製造業にフォーカス(注目)が再び集まるようになったのでしょう。このように製造業の人気回復はうれしいことことですが、大企業以外では人気はどうなのでしょうか?

そもそも、ネットを活用した就職活動が主力になって、中小企業は大いに不利になったと言われています。
企業研究の資料が紙面であった時代にはパラパラと眺めていての偶然の発見がありました。
もともとは大手製造業の企業研究が目的で送られてきた就職情報誌の紙面でページをめくったときに目にとまった会社があり応募。
その会社に入社して活躍している人の話を昔はよく聞いたものです。

ところが、ネットによる会社研究では偶然の出会いが難しくなります。
仮に一括エントリーで応募しても、大企業の選考プロセス優先で中小企業には積極的に応募しない学生が多いとのこと。
中小企業にはつらい時代になったとも言えます。

成果を出している中小製造業は何をしている?

ただ、それでも巧みに採用で成果を出している中小製造業はあるようです。
たとえば、製造業に対して地域行政が積極的に支援する施策を活用して、採用に成功している会社。
製造業が多い地域では、
採用支援で求人サイトに対しての掲載コストを負担しているケースが増えています。
そのサイトで、稼げる資格に対する支援施策など、応募意欲が高まるような職場環境をアピールし、人材採用に成功するケースもあるようです。

あるいは効果的なのが「実績」を活用した採用。過去に採用実績のある大学の就職課への個別訪問で「卒業生が当社で活躍しております。みなさまの応募をお待ちしております」と学内説明会を開催。大企業は個別の大学にアプローチする採用活動に積極的ではないので、小回りのきく強みを生かして採用につながるケースがたくさんあります。

いずれにしても、人材採用のために果敢な姿勢を示せば、意外とチャンスはあるというのが実情ではないでしょうか?
「下町ロケット」のように熱い思いをもって、人材確保を実現したいものです。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 13:34Comments(0)気になる話旬活

2015年12月07日

工業高校の先生が、「優れた技術3社」を見学されました。

今年5月に開催された「旬活」で参加いただいた神戸村野工業高校をきっかけとして
近畿地区の工業高校の先生による見学会が先週行われました。
兵庫、大阪、奈良、和歌山、滋賀の17校29名の先生が参加されました。

近畿地区機械教育研究会 近地講演研修会
日時 平成27年12月4日(金)13:50から16:10まで
場所 神戸鉄工団地協同組合(神戸市西区伊川谷町)

見学企業は
株式会社奥谷金網製作所

株式会社中谷鉄工所
阪神機器株式会社
の3社です。

参加いただいた先生から、次のような感想をいただきました。

㈱中谷鉄工所、㈱奥谷金網、阪神機器㈱の各企業様にはゆったりとした時間配分で
詳しく丁寧な見学の機会を与えて頂き大変感謝申し上げます。
各企業様それぞれの特徴的な現場を見学させて頂け満足のいく研修会になりました。
学校に帰りまして生徒達にも色々な場面での話のねたにしたいと思っています。
 現場では卒業生と話が出来(偶然です)、成長した姿を見ることが出来大変うれしく、頼もしくも思いました。

また、見学される際に、「下町ロケットだ。」と興奮気味の先生もいらっしゃいました。

別の先生は、「あの企業は指定校求人をしているのですか?」といった質問も。
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ご協力いただいた3社の皆様、神戸鉄工団地協同組合事務局の皆様に感謝いっぱいです。
このような企画をまた作りたいと思います。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 13:11Comments(0)旬活