2016年04月08日

パナソニック、AI・ロボ・IoTなど4分野でオープンイノベーション推進-東京に拠点

日刊工業新聞HP(2016年4月5日 総合1)より引用します。
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00380782?isReadConfirmed=true
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パナソニックは人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)など四つの先端研究テーマでオープンイノベーションを促進する。
社内外の連携を促す新拠点「パナソニックラボラトリー東京」(PLT)を東京都江東区に設置、4日に稼働した。
研究者が自由に話し合う場とし、若手人材の確保・育成にも乗り出す。
AIなど先端分野ではトヨタ自動車も研究所を米シリコンバレーに設置するなど社内外の資産を活用した研究が進んでいる。

PLTは人の暮らしに役立つ先進技術研究を意味する「ヒトティクス研究所。」がコンセプト。
自然対話技術でレシピを教えてくれる台所や、画像認識技術を使い気持ちや体調を理解しつつ化粧できる鏡など未来志向の技術の製品化を進める。

PLTには先端研究本部と各社内カンパニーの研究開発部門の研究者のうち、ロボット、AI、IoT、センシングに関わる研究者が参加する。
各部署に籍を置きつつPLTで仕事する形をとる。
所長は技術担当の宮部義幸専務が務める。

新拠点は営業拠点の跡地を利用し初期投資を抑えた。
非常駐を含め40―50人が研究できオープンイノベーションなどの連携研究に対応したラボも置く。

拠点内には自社技術のテレコミュニケーション設備などを備える。
関西地方や米国などの研究者、グループの各事業部や国内外の外部企業、研究所ともリアルタイムに交流できる。
ソフト開発の技能やアイデアを競う「ハッカソン」などのイベントも定期的に開催し、若手人材の確保・育成につなげる。

パナソニックは自動運転車や飛行ロボット(ドローン)に必要なAIなどを使った画像認識やサービス系ロボット、産業用ロボットなど幅広い先端技術の応用テーマを持つ。
今後、関連する企業や大学との連携にもPLTを活用する予定。
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パナソニックのHPにはまだ詳細が載っていませんでしたので、
今後も要チェックです。

 先端研究本部については下記をご覧ください。
http://www.panasonic.com/jp/corporate/technology-design/r-and-d/ard.html



  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:08Comments(0)気になる話

2016年04月08日

神戸高専、航空・医療・ロボ3分野の専門技術者育成‐教育プログラム導入

日刊工業新聞HPより引用します。(2016年4月8日 科学技術・大学)
http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00381263?isReadConfirmed=true
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 神戸市立工業高等専門学校は航空、医療、ロボット分野の新たな教育プログラムの導入に向けた検討を始める。
今後の成長が見込まれるこれら3分野で専門的な知識や技能を持つ技術者を育成する狙い。
企業や神戸市の職員、神戸高専の教員らで構成する検討会を各分野で設置し、具体的な教育プログラムの内容を詰める。

 新たな教育プログラムについて、早ければ2017年度にも一部導入を目指す。
19年度までに完成したいとしている。
機械工学、電気工学、電子工学の3学科を対象に、専門科目の履修が増える3―5年生の既存カリキュラムに新たな教育プログラムを付け加える予定。
座学のほかに実験や実習を実施することや、企業の関係者ら学外の講師による授業の実施も検討する。

検討会に関しては、1月下旬に航空分野の初会合を開いた。
医療、ロボット分野では16年度の早期に立ち上げる。
今後、各分野の検討会をそれぞれ数カ月に1回の頻度で開く予定。

検討会の企業のメンバーは神戸市内に事業所・工場のある企業を中心に選定。
各分野で何を教えてほしいのか、どんな知識や能力を持ってほしいのかについて意見を聴取。
その上で、企業が求める人材の育成につながる新たな教育プログラムに反映させていく。
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神戸高専のプログラムについては、
「神戸発・優れた技術」としても何かお手伝いできないかと検討している段階です。

詳細はこれからですが、楽しみな試みです。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:21Comments(0)気になる話神戸市産業振興財団からのお知らせ