2016年04月18日

工場のBCPって何をすればよいの?

下記URLから引用しています。
株式会社アサノ大成基礎エンジニアリング
http://www.atk-eng.jp/blog_factory/583.html 
 
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従来の防災対策とBCPでは
何が違うの?ということで、

BCPの特徴を整理してみました。

①「被災後に利用できるのは制限された資源」
であることを前提とする

②継続すべき重要業務の絞込みを行う

③業務継続の阻害要素(ボトルネック)を抽出し
重点的に対処する。

④重要業務の目標復旧時間を設定し、そのための
事前準備を行う。

⑤指揮命令系統の維持、情報の発信・共有、
災害の経営判断の重要性など、
危機管理や緊急対応の要素を含んでいる。


つまりBCPとは、単に「災害発生時にどう対応するか」
だけでなく、様々な障害(感染症の蔓延やサイバーテロ等を含む)に対し、
「事業をどう継続するか」、「事業をどう早期に復旧するか」
という視点から、継続すべき重要業務を抽出し、
事前対策、早期復旧を戦略的に準備しておく計画ということです。

「東日本大震災におけるメーカー各社の被害報告とBCPの有効性」
(2012 水嶋、小松、板谷)という
論文によると、BCPを策定していた企業では、
建物被害が少なく、早期に復旧できたことが報告されており、
BCPは効果があると認められています。


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スズキなど各社の具体的事例が紹介されています。
http://www.atk-eng.jp/blog_factory/583.html

一度ご参考にご覧いただければ幸いです。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 14:37Comments(0)気になる話

2016年04月18日

トヨタ、全国で生産停止へ 熊本地震の影響

日本経済新聞 2016/4/17 より引用しています。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17H66_X10C16A4MM8000/ 
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 トヨタ自動車は17日、熊本地震の影響で部品供給が滞っているため、18~23日に全国の完成車工場の生産を段階的に停止すると発表した。
福岡県の拠点が15日から生産を止めたのに続き、愛知県や宮城県などの工場も稼働を見合わせる。
20~23日はトヨタ本体のすべての量産ラインを休止する。
全体で5万台程度の生産が減る見通しだ。

 トヨタグループのアイシン精機が熊本市の子会社で扱うドアやエンジンなどの部品の生産が止まっている。
余震などもあって復旧や代替生産の準備が遅れており、トヨタの全国の工場の調達にも支障が出る。

 トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)は18~23日の生産を取りやめる。
19日にはハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場(愛知県豊田市)などがラインを休止。
「レクサス」の製品などをつくる田原工場(同県田原市)は20日に全面停止する。
東北の工場も22日から休止する。
24日は休業日で、25日以降の対応は20日をメドに決める。

 トヨタはグループ会社の事故で2月にも国内全工場の生産を止め、約9万台の生産が遅れた。
夏までに挽回する計画だが、さらに遅れそうだ。
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大きな地震が来るたびに、犠牲者が出ないこと、できるだけ少なくなることを祈るのみです。
企業として、BCPの重要性も感じます。
BCPについて、次のブログで紹介します。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 14:25Comments(0)気になる話