2016年02月05日

「あの会社に入りたい」と言われるゴミ屋さん

船井総研HP モデル企業ルポ より引用しています。
http://www.funaisoken.co.jp/site/column/column_1323668455_3.html
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株式会社 真田ジャパン 代表取締役社長 五月女 明 様 INTERVIEW

■ 地域から愛されるゴミ屋さん
早朝6時30分、始業前に社員全員を社長が玄関で出迎え握手する。
一般廃棄物の収集と産業廃棄物の収集・処分を主に扱う真田ジャパンの毎朝の光景だ。
社長だけでなく社員同士も大きな声で挨拶し、握手をする。
その後は全員で清掃。敷地内だけでなく、近隣の道路まで掃除を毎日、真剣に行う。

「この毎日の清掃姿を見た世界的メーカーの工場長が他社と契約している単価表を持ってお越し下さり、業務をやって欲しいと言って頂きました。」と代表取締役 五月女氏は語る。料金が競合他社より高いにもかかわらず、また営業をしなくても仕事が評判で集まるようになってきているという。

■ 黄色の制服の理由
「社員が、お孫さんから『おじいちゃん、ゴミ集めの仕事はもう辞めて』と言われ、落ち込んでいるという話しを人づてに聞きました。
その時からうちで働きたい、働いて良かったと思ってもらえる会社にすることを強く意識するようになり、外見も変えようと思い制服を変更しました。
色はあえて汚れが目立つ黄色にしています。クリーニングは毎日、会社の負担で出しており、また1日の中でも汚れたらすぐに変えるように指示を出しています。」

はじめは恥ずかしがった社員も制服の効果で、地域の目を意識するようになり、
仕事に対する姿勢や挨拶などが良くなった。すると地域の人から感謝の言葉や、応援をされ、良い循環が生まれたのだという。

それまで作業員が来ても無視していた地域の方から、声をかけられるようになることで、社員のやる気や質が向上することにつながったのだ。


同社は廃棄物処理業という一般的にはあまり人気のない職種でありながら、あの会社に入りたいと言われる憧れの会社となっている。
信念と、従業員への熱い思い、そして地域の人や顧客に愛され続ける圧倒的な仕事の質の高さへのこだわりが同社の躍進を支えている。
本当に強い企業とは、同社のようにトップの夢と社員の夢が一致している企業なのだと思います。私自身も訪問するたびに情熱をいただいています。
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先日、ワールドビジネスサテライトで放送され、この企業のことを知りました。
3Kと呼ばれる大変な仕事なのに、働きたいという人が殺到する。
こういう仕事の仕方もあるのだと思いました。





  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:14Comments(0)気になる話