2016年09月06日
「経営者の本気」と「社員の士気」 東海バネ工業株式会社 代表取締役社長 渡辺 良機氏
OBT協会のHPに
東海バネ工業株式会社
代表取締役社長 渡辺 良機氏のお話がありましたので紹介します。
高付加価値化実現の背景に「経営者の本気」と「社員の士気」(前編)
下記からの引用です。
http://www.obt-a.net/web_jinzai_magazine/person/2012/11/post-129.html
__________________________________
業界で独自のポジションを築いている東海バネ。
その戦略は「フルオーダーメイドのバネのみを手がける多品種微量生産に特化し、価格競争はしない」というもの。
しかし、そこに秘策はない。実現できたのは渡辺社長が本気で自分の考えを伝え続け、社員を地道に動機付けしていったからこそ。
「"こうしたら上手くいきました"なんて一発満塁ホームランはありません。まずは、本気で取り組むことでしょう。理屈や理論では人は動きませんから、本気で取り組む姿勢を見てもらうこと・・・」と語る渡辺社長。
あらゆる業界で価格競争が起きる中、付加価値向上を標榜する企業は多いが、実現できるか否かは会社の目標に対する社員の意欲、やる気の総量で決まる。
【中略】
経営者が本心から願うことは、必ず社員にも伝わる
────その方針に対して社内の反応はいかがでしたか。
帰国後の報告会で先代や先輩幹部を前に、僕は開口一番こう言いました。
「どうして安くつくろうかとか、そんなことを考えるのはもうやめましょう。これからは、言い値で買ってもらえる製品・サービスをつくることに、知恵を巡らしましょう」と。
そしたら、「そんなことができるなら、とっくにやってるわ」と(笑)。
────そこからどのようにして賛同者を増やしていかれたのですか。
「こうしたら上手くいきました」なんて、一発満塁ホームランはありません。まずは、本気で取り組むことでしょうな。理屈や理論では人は動きませんから、本気で取り組む姿勢を見てもらうこと。それから、それを通じて小さな成功例を少しずつつくること。これしかないのと違いますか。
東海バネには今、年間で500、600人の方が工場見学に来られます。
僕はその人たちに「本気の仕事をしなはれ」と言うんです。
本気の仕事は、相手や周りに伝わるもんです。
「社長の仕事は、社員のモチベーションを上げること。
僕はそれしかしてません」と言えば、「どうしたらモチベーションが上がりますか」と聞かれる。
だから、さっきの話ではないですけれども「そんな教科書はどこにも売ってません」と答えるんです。
敢えて申し上げるなら、私は「会社は社員のためにある」と心の底から思うようにしています。
「会社は私のためにあるのやない」と、念仏みたいにいつも唱えているんです。
このところ、「にわか社員第一主義」の会社が増えているように思いますが、「社員第一」と書いたり言ったりしたら、社員第一主義の会社になれますか?
_____________________________
一昨年、神戸生産技術研究会の幹事の方々と、東海バネの豊岡の工場を訪問しました。
渡辺社長の話に感銘し、工場見学で写真や動画までも撮影許可をいただきました。
「見てもマネはできないから」ビックリしました。
下記のYou Tubeで東海バネの工場の中を見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=F1_mLc5lr2M
東海バネ工業株式会社
代表取締役社長 渡辺 良機氏のお話がありましたので紹介します。
高付加価値化実現の背景に「経営者の本気」と「社員の士気」(前編)
下記からの引用です。
http://www.obt-a.net/web_jinzai_magazine/person/2012/11/post-129.html
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業界で独自のポジションを築いている東海バネ。
その戦略は「フルオーダーメイドのバネのみを手がける多品種微量生産に特化し、価格競争はしない」というもの。
しかし、そこに秘策はない。実現できたのは渡辺社長が本気で自分の考えを伝え続け、社員を地道に動機付けしていったからこそ。
「"こうしたら上手くいきました"なんて一発満塁ホームランはありません。まずは、本気で取り組むことでしょう。理屈や理論では人は動きませんから、本気で取り組む姿勢を見てもらうこと・・・」と語る渡辺社長。
あらゆる業界で価格競争が起きる中、付加価値向上を標榜する企業は多いが、実現できるか否かは会社の目標に対する社員の意欲、やる気の総量で決まる。
【中略】
経営者が本心から願うことは、必ず社員にも伝わる
────その方針に対して社内の反応はいかがでしたか。
帰国後の報告会で先代や先輩幹部を前に、僕は開口一番こう言いました。
「どうして安くつくろうかとか、そんなことを考えるのはもうやめましょう。これからは、言い値で買ってもらえる製品・サービスをつくることに、知恵を巡らしましょう」と。
そしたら、「そんなことができるなら、とっくにやってるわ」と(笑)。
────そこからどのようにして賛同者を増やしていかれたのですか。
「こうしたら上手くいきました」なんて、一発満塁ホームランはありません。まずは、本気で取り組むことでしょうな。理屈や理論では人は動きませんから、本気で取り組む姿勢を見てもらうこと。それから、それを通じて小さな成功例を少しずつつくること。これしかないのと違いますか。
東海バネには今、年間で500、600人の方が工場見学に来られます。
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本気の仕事は、相手や周りに伝わるもんです。
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だから、さっきの話ではないですけれども「そんな教科書はどこにも売ってません」と答えるんです。
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ビジネスマッチングフェア2017が行われました。
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この企業の採用ページが分かりやすいです
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Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 19:21│Comments(0)
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