2016年02月22日

金型産業が、ICT(情報通信技術)の導入

金型費用、見積もり自動化 提示まで5時間削減

日経新聞2016/2/22 6:30 HPから引用しています。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97419570Y6A210C1000000/
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 中堅・中小企業が多い金型産業は熟練技能者が持つノウハウが生命線だ。
受注の大半が顧客からの特注品で成り立つため、設計や製造を標準化するのも一苦労する。
そうした中で異彩を放つのがプレス用金型のサイベックコーポレーション(長野県塩尻市、平林巧造社長)だ。
設計や製造にとどまらず、見積もりのノウハウまでデータ化。独自システムを運用する。

■入社3年目の若手が営業担当 「エクセル」で価格や利益を自動計算

実は金型の営業現場に入社まもない若手が配属されるのは珍しい。
金型の製造工程や素材の特性などで幅広い知識が求められるためで、見積もりも簡単にははじき出せないのだ。

 特にサイベックでは金型をつくって顧客に納品するだけでなく、自社の金型を使って製造した成形品を納める取引が多く、成形品の加工工程の知識も必要だ。
平林正貴常務は「営業の育成には最低でも5年かかる」と話す。
同社もこれまで営業は、役職者や設計・製造部門の経験がある従業員などが担当していた。

 そこに挑んだのが見積もり算出システムというわけだ。
過去の受注案件をもとに工数や時間、使った機械の種類などの金型の加工実績を集計。
製作にかかった費用を分析することで、ノウハウをデータ化した。
そのデータを基に独自の関数を作成し、表計算ソフトのエクセルに組み込んだ。


サイベックがICT(情報通信技術)の導入に力を入れる背景には、
平林社長の「社員を人にしかできない付加価値の高い仕事に注力させてこそ、競争力を高められる」との考えがあるからだ。
人口減少を背景に国内で人手不足が深刻になるなか、金型づくりを担う技能者の確保は容易ではない。
サイベックでは設計でのCAD(コンピューターによる設計)の利用などにも早くから取り組んできた。
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職人の勘、ベテランの勘といったものを、
このようにデジタル化していくことは、興味深いです。

ICT導入が、企業の成長につながるのであれば、さらに広がっていくことを期待します。




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Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:25│Comments(0)気になる話
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