2016年02月29日

世界一の借金大国日本が「安全な資産」と言われる3つの理由

興味深いタイトルでしたので、紹介します。

マネーの達人 2月29日(月)5時20分配信からの引用です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00010003-manetatsun-bus_all&p=1
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国の借金は2015年6月末時点で約1057兆円に膨れ上がっています。
その額は過去最大となり、国民1人当たり約832万円の借金という計算です。

国の借金をGDP(国内総生産)と比較した場合、日本(2015年で233%超)は、経済危機のあったギリシャよりも高くこの率は世界一です。

「1000兆円って一体どのくらいの大きさなのか?」
仮に1万円札を横に並べていった場合、東京からアメリカの西海岸までの距離になると言われています。

超債務大国に至った背景は?
この膨大な借金の主な背景は、年金・医療・介護などの社会障費の増加です。
日本は世界に類を見ない程の超高齢化社会です。高齢化率は2060年に約40%に達すると見込まれています。
この割合は実に日本人の5人に2人が65歳以上の高齢者という勘定です。

日本の資産はなぜ安全なのか?

■理由その1 借金の中身

最も多いのは国債です。国債は言わば国の借金です。その割合は約9割以上を占めています
では「だれが購入しているのか?」日本は、自国の投資家が5~6割の欧米主要国と違い、約9割以上が国内の投資家です。
日本国内の投資家は、年金を運用する団体(GPIF)・ゆうちょ銀行・かんぽ生命・民間銀行・生保・損保などの投資機関がそのほとんどを購入しています。
「投資機関が買っている」と言っても元は国民が、預貯金や年金保険料として預けたお金です。
言い換えれば、国は国民に多額の借金をしているに過ぎません。これは家庭内での貸借のようなもので、父親が息子からお金を借りる様なものです。
仮に、国が財政破綻のような最悪の事態に至った場合、乱暴な言い方ですが、国は国民に債権放棄(借金の棒引き)を求める可能性もあります。
従って、日本の国債(借金)は、他国の国債と比べより安全な資産と言われる所以です。

■理由その2 国の財産額

国が保有している財産は約2,000兆円と言われています。
その中身は、国が保有している土地や建物などの政府資産、外貨準備高、株式、米国債などです。いざという時は、これらの資産を売却すれば国債(借金)の返済に充てることが十分可能な額です。

■理由その3 経済規模と政治的安定等

日本の国内総生産(GDP)は、2009年以降中国に抜かれたものの、アメリカ・中国に続いて世界第3位です。GDP国の経済規模や景気動向を表す重要な指標です。
日本は経済規模において大きな影響力を持っていることが分ります。加えて、政治的な安定やテロ・紛争などの地政学リスクも比較的少ない国であることもその理由の一つと言えます。

続きは、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00010003-manetatsun-bus_all&p=2
をご覧ください。
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世界と比べて、日本が安全なのは理解できました。
しかし、この借金が大きくなり続けていることは、良くないと思われます。

解決する方法はないものでしょうか?




  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 14:34Comments(0)気になる話

2016年02月26日

鴻海傘下入りが決定!シャープは「負け犬」から復活できるのか

ダイヤモンド・オンライン 2月26日(金)8時0分配信から引用しています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160226-00086814-diamond-bus_all&p=1

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再建プラン自体も、鴻海と産業革新機構では大きく異なっていた。

 産業革新機構がシャープの液晶部門を買収しても、ジャパンディスプレイ(JDI)との合併しかできない。
つまり、シャープの強みのイグゾー(IGZO)を中心に展開するのではなく、LTPS(低温ポリシリコン)を使った有機ELパネル路線なのだ。
そうすると、シャープの強みを発揮することができない。

 産業革新機構の志賀俊之会長兼最高経営責任者(CEO)の「企業投資は再編が前提」との発言(『日本経済新聞』2月9日付)から、産業革新機構の買収案を決めた場合、シャープは約1万人の大リストラを余儀なくされたであろうと思う。

 一方の鴻海はシャープ全社の買い取りで、液晶、白物家電などの事業の切り売りをしないとしている。
しかし、太陽電池部門は大幅な赤字のため、この部門は切り離す。
鴻海とソフトバンクは昨年、インドで太陽電池事業の合弁会社の設立で合意した。
もしかしたら、シャープの太陽電池部門はこの合弁企業に移すということもあるのかもしれない。

 シャープ経営陣の多くは分解案ではなく、企業を一体化した再建を目指していた。この点からも、鴻海の買収案の方が有利である。
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また、シャープが鴻海から調達する資金の主な用途については
下記のYAHOOニュースから見ることができます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160225-00000079-mai-bus_all
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善し悪しは分かりませんが、記事のボリュームが多かったので、紹介しました。

ちなみに、私のスマホは、シャープ製(IGZO使用)です。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:58Comments(0)気になる話

2016年02月25日

平成28年度 中小企業支援セミナーを開催します。

日時:平成28年3月14日(月)14:00-17:00(受付開始:13:30~)
場所:神戸市産業振興センター会議室901号
参加費・定員
参加費:無料/定員100名

[神戸セミナー]参加お申込みフォームはこちら ▶
https://www.kobe-lsc.jp/contact_investment/seminar_entry/


プログラム
新たなビジネスモデルを充実の支援制度と共にご紹介します。

[第1部]
14:05~14:45企業講演① 日本電気株式会社
 「IoTで広がる新しいものづくりの世界」
 グローバルプロダクト・サービス本部 主席主幹 桑原 一悦 氏
14:45~15:25 企業講演② アマゾン ジャパン株式会社
 「産業・研究開発向けネット購買プラットフォーム、海外販路開拓、物流効率化等」
 産業・研究開発用品事業部 シニア カテゴリ マーチャント マネージャー 須藤 芳紀 氏

[第2部]
15:45~16:20 経済産業省
 「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金(ものづくり補助金)」
 「戦略的基盤技術高度化・連携支援事業(サポイン事業)」
   近畿経済産業局 地域経済部 産業技術課 ものづくり産業支援室
16:20~16:40兵庫県
 「次世代産業分野への支援について」
   兵庫県 産業労働部 産業振興局 新産業課
16:40~17:00 神戸市
 「中小製造業投資促進等助成」 「神戸挑戦企業等支援補助」等
   神戸市 産業振興局 経済部 工業課

詳細は、下記をご覧ください。
http://kobe-investment.jp/seminar2016/kobe2016/

オープン参加のセミナーです。
皆様のご参加をお待ちしています。
  

2016年02月25日

ミツ精機が「人づくり大賞」審査員特別賞を受賞されました。

http://suguretagijutsu.kobe-ipc.or.jp/topics.asp?nid=120

日経BP社は、2月24日、独創的な社員の育成法で成果を上げている中堅中小企業を表彰する「第2回日経トップリーダー・人づくり大賞」の受賞企業を発表した。
審査基準は社員育成法の独自性とその効果、業績への貢献の3点。
審査員特別賞には精密部品製造のミツ精機(兵庫県淡路市)が選ばれた。

日経産業新聞 平成28年2月25日 朝刊 19面より引用しています。
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昨年から創設された『人づくり大賞』の受賞、
誠におめでとうございます。

詳細は分かり次第、続報として掲載します。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:42Comments(0)会員企業トピックス

2016年02月24日

わたし、型屋の社長になります



ある企業のHPで紹介されていたので、つい購入し、読んでみました。


内容紹介は、下記より引用しました。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%80%81%E5%9E%8B%E5%B1%8B%E3%81%AE%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99-%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%AD%A9-ebook/dp/B016OH7DY8
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内容紹介
会社再建に奮闘する女性社長のお仕事小説!

 広告代理店のOLだった花丘明希子は、脳出血で復帰できなくなった父親に替わって、花丘製作所の社長になった。
しかし、会社は大幅な売り上げ減で、銀行からは借入金の返済を求められ、融資に駆け回ることに。
また、同業者からの引き抜きで、5人の社員が去って行った。

 そんなときに、大手の山洋自動車から連絡が入った。
いったんは、ライバル企業に発注されていたラジエターキャップに不備があり、仕事が回ってきたのだ。
しかし、技術的にクリアしなければいけない大きな課題が立ちはだかっていた。
駄目なら、さらに手を掛ける。不可能を可能にするまで。
 社員の総力を結集しての努力は実るのか。
 ひたむきに取り組む女性社長の奮闘と、製造業の心意気を描いた、中小企業応援小説!
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人の縁の大切さが一番印象に残りました。
また、今まで取り組んだことのないものへのチャレンジが
その企業の新たな力、武器になることを学びました。

こんな小説のようにうまくはいかないこともあるでしょうが、
前作の「削り屋」も読んでみたいと思います。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:26Comments(0)気になる話

2016年02月23日

オリジナル家電ブランドUPQ 中澤優子の覚悟

モノづくりの世界、そして家電業界に激震が走った。
弱冠30歳の女性がオリジナル電化製品を企画。
たった2ヶ月で流通に乗せた。
その数…なんと全17種24製品。

ラインナップはスマホ、Bluetoothイヤホン、4Kディスプレイなど。
同プロジェクトを実現させた「中澤優子」とは何者?
そして背景にある「覚悟」とは?

引用は下記からです。
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/582

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2ヶ月で自社家電を販売にまで導いた「中澤優子」とは?

UPQ(アップ・キュー)は、2015年6月に立ち上がったばかりのスタートアップだ。
驚くべきことに同年8月に製品発表会を実施。
スマホ、Bluetoothイヤホン、4Kディスプレイなど全17種24製品の販売をたった2ヶ月でスタートさせ、業界内外に衝撃を与えた。

ただ、意外と知られていないのが、代表である中澤優子さんがどういった人物なのか?ということ。
じつは彼女、もともとは2007年にカシオに新卒入社し、商品企画を担当。
カシオを退社した後、カフェオーナーへ…という異色の経歴の持ち主(現在もそのカフェ経営は続けており、土日やランチタイムには、行列ができるほどの人気店となっている)。

いったい彼女はどのような人生を歩んできたのか?
なぜ、自ら電化製品をつくり、販売しようと考えたのか?
その背景には「命を懸けて、やりたいことに情熱を傾ける」という人並み外れた覚悟があった。

詳しくは、
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/582
をご覧ください。
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文系にもかかわらず、「携帯電話を作りたい」とカシオに入社。

起業してからは、
とにかく、その行動力とスピードにビックリです。

ものづくりの中でも、目が離せない人です。
今後も注目していきます。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:45Comments(0)気になる話

2016年02月22日

金型産業が、ICT(情報通信技術)の導入

金型費用、見積もり自動化 提示まで5時間削減

日経新聞2016/2/22 6:30 HPから引用しています。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97419570Y6A210C1000000/
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 中堅・中小企業が多い金型産業は熟練技能者が持つノウハウが生命線だ。
受注の大半が顧客からの特注品で成り立つため、設計や製造を標準化するのも一苦労する。
そうした中で異彩を放つのがプレス用金型のサイベックコーポレーション(長野県塩尻市、平林巧造社長)だ。
設計や製造にとどまらず、見積もりのノウハウまでデータ化。独自システムを運用する。

■入社3年目の若手が営業担当 「エクセル」で価格や利益を自動計算

実は金型の営業現場に入社まもない若手が配属されるのは珍しい。
金型の製造工程や素材の特性などで幅広い知識が求められるためで、見積もりも簡単にははじき出せないのだ。

 特にサイベックでは金型をつくって顧客に納品するだけでなく、自社の金型を使って製造した成形品を納める取引が多く、成形品の加工工程の知識も必要だ。
平林正貴常務は「営業の育成には最低でも5年かかる」と話す。
同社もこれまで営業は、役職者や設計・製造部門の経験がある従業員などが担当していた。

 そこに挑んだのが見積もり算出システムというわけだ。
過去の受注案件をもとに工数や時間、使った機械の種類などの金型の加工実績を集計。
製作にかかった費用を分析することで、ノウハウをデータ化した。
そのデータを基に独自の関数を作成し、表計算ソフトのエクセルに組み込んだ。


サイベックがICT(情報通信技術)の導入に力を入れる背景には、
平林社長の「社員を人にしかできない付加価値の高い仕事に注力させてこそ、競争力を高められる」との考えがあるからだ。
人口減少を背景に国内で人手不足が深刻になるなか、金型づくりを担う技能者の確保は容易ではない。
サイベックでは設計でのCAD(コンピューターによる設計)の利用などにも早くから取り組んできた。
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職人の勘、ベテランの勘といったものを、
このようにデジタル化していくことは、興味深いです。

ICT導入が、企業の成長につながるのであれば、さらに広がっていくことを期待します。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:25Comments(0)気になる話

2016年02月22日

今年の就職戦線は

就活はや熱気 焦らず情報収集、「逆求人型」も注目
日本経済新聞 2016/2/22 2:00 下記のHPより引用
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO97492250Z10C16A2TCP000/
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 来春入社に向けた就職活動が活発化してきた。会社説明会が解禁となる3月1日を前に、早くも内定を得たという学生が出てくるなど就活の現場は今年も混迷の兆しを見せている。就活生はむやみに焦る必要はないが、売り手市場だからといって油断も禁物。就活関連サイトや生の声を聞くことができる合同説明会、OB・OG訪問などを活用して、会社や仕事をしっかりと理解しよう。


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就活スケジュールがすぐ目の前に来ました。

良い人材が、神戸の企業様に入社されることを願います。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:24Comments(0)旬活

2016年02月19日

ものづくり補助金 セミナーを開催しました。

(公財)神戸市産業振興財団では、「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金(ものづくり補助金)公募対策セミナー」を開催いたしました。

・日 時  平成28年2月19日(金)16時00分~18時00分
・会 場  神戸市産業振興センター8階 801号室(神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号)
・講 師  株式会社クリエイション 主任コンサルタント 今村 敦剛氏(中小企業診断士)
・テーマ  ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金 公募対策セミナー
       ~最新の採択事例から学ぶ攻略法
・ポイント ものづくりだけではなく、商業・サービス分野での採択事例を紹介する
       採択される申請書の記入方法
       IoTに関連したものに対する優遇措置 他 

31名に参加いただきました。
今村先生には、新展開、革新性 などのキーワードを分かりやすく解説いただきました。

「もの補助」を活用し、新しい展開に広がることを期待します。
https://www.mirasapo.jp/subsidy/22968.html  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:11Comments(0)気になる話

2016年02月17日

インターンシップは、直接採用につながらない?

先日、「神戸発・優れた技術」の平成27年度第3回役員会を行いました。
その中で、気になったことを紹介します。

インターンシップに来た学生を採用したか?
私はそれなりの確率で採用につながっていると思い込んでいましたが、
ほとんどつながっていないようです。

よく考えてみれば、インターンシップの日数も短く、
仕事を一緒にするというよりは、見学していることの方が
多いかもしれません。

参考として、下記から引用します。
職サークルブログ
http://blog.shokucircle.jp/staff/2014/05/21/3808
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とりあえず流れに乗ってインターンをしてみたはいいが、収穫はなく手間だけ
増えた…こんなことなら夏休みでもとってしまえばよかった…

そんなことにならないために、下記6つの論点から

「学生がどのように自社の存在を認知するのか」
「学生がなぜ自社に興味を持つのか」
「学生が自社の選考を受けるメリットは」
「内定が複数出ても自社を選ぶメリットは」

を徹底的に研究するの必要があるでしょう。

1.ゴール
2.全体の流れとスケジュール
3.集客チャネル
4.事前選考をどうするか
5.選考へのつなぎとめ施策をどうするか
6.ターゲットに対応したコンテンツの見直し

詳細は下記をご覧ください。
http://blog.shokucircle.jp/staff/2014/05/21/3808

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参考情報として、
インターンシップと就職の関係を語ろう/増沢 隆太
http://news.goo.ne.jp/article/insightnow/bizskills/insightnow-8809.html

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学生側もその会社で就職したいからインターンシップにくる人もいれば、
ただ、授業、カリキュラムの一環として参加しているだけという方もいるようです。

資料やHPだけでは分からないことが、インターンシップに参加することで分かってきます。
思っていたのと違うこともあるかと思いますが、
思っていた以上に良いところだから、当初はその気がなかったが就職したくなったというような
流れになることを望みます。

そのためには、ただインターンシップをすればよいのではなく、
上手なやり方があるようです。

まだまだ研究してみます。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:07Comments(0)神戸発・優れた技術認定企業交流会旬活

2016年02月12日

ダイレクトリクルーティングで、採用の問題が解決!?

ダイレクトリクルーティングを分析する
下記HPから引用しています。
http://www.n-links.co.jp/web/nblog/lifehack/directr/
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ダイレクトリクルーティングとは、今までのように、応募や紹介を待つリクルート手法(採用方法)ではなく、オープンになっているソーシャルネットワーキングや、データベースを通じ、必要な人材に、直接誘う手法です。

求人メディアや、エージェントといった「仲介役」を介さずに、直接採用候補者と、やりとりする採用活動のことを指します。


求職者は、データベースに自分の経歴やスキルを載せ、企業からの誘いを待つが基本ですが、自分が行きたいと思える会社に、声をかけることも可能。

海外では、10年以上の歴史を誇り、その手法を、50%以上の企業が取り入れていると言われてます。

世界で一番大きなダイレクト・リクルーティングサイトといえば、モンスター・ドットコム。500万人以上の求職者情報が載っていて、企業はダイレクトにそのデータベースから、欲しい人材を獲得する。月間1,000万UU、グローバルナンバーワンサイトです!東南アジアのような新興国にも、ジョブストリートというDRサイトがあります。

日本でもこの流れにのり、ダイレクトリクルーティングサービスが増えているのでちょっと見てみましょう。

ダイレクトリクルーティングを進めたい企業群
 会社、代表、商品サービスの魅力が高い
 人材紹介会社を利用しているが良い人材と出会えない
 求人広告を利用しているが、それ以外からも採用を行いたい

ダイレクトリクルーティングの問題
 求職者に魅力を伝える努力をしなければいけない
 初めは時間も労力もかかる
 日本の採用担当者の教育がなっていない
 転職文化が形成されていない
 大量採用ができない

ダイレクトリクルーティングで変わる世界
 求職者側:転職が楽になる
 求職者側:人材紹介会社の利益の対象にならない
 企業側:自社の欲しい人材にのみアプローチできる
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採用手段の救世主となるのか?
そんなにうまくいかないのか?

情報収集し、考えてみたいと思います。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 16:50Comments(0)旬活

2016年02月10日

「ハローワークの『リクエスト求人』を使ったら面接者が増えた」

引用は物流weekly【労務問題】 2014年4月21日からです。
http://weekly-net.jp/2014/04/post-2331.html
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ハローワークのリクエスト求人 情報で求職者集めに差

 「若者の車離れ」「ドライバー職そのものが敬遠されている」などといった捉えられ方が一般的になってきた物流業の就業者不足。
国交省の有識者懇談会も先月立ち上がったことから、不足の原因を社会構造の変化といった大きな角度からのみ捉える事業者も多い。
しかし、上からの対策待ちで手をこまねいている企業と、身の回りでできることを進める企業とでは、求職者集めですでに差がつき始めている。
雇用のミスマッチを招く「情報のミスマッチ」の解消だけでも求職者が集まった事例を参考に、雇用事情を垣間見る。

 近畿地方で金属加工の町工場が密集する地区の一角に、創業60年を超える運送会社がある。
営業や配車を兼務する同社の若手役員。
「ハローワークの『リクエスト求人』を使ったら面接者が増えた」という。
長年の物量減少からトラック台数も大きく減らしてきたが、数年前にGマークも取得するなど実運送部門にも注力している。
役員は、「現状維持のためにも人材は必要。面接をしないと採用には至らない」と前向きだ。

 大阪労働局(大阪市中央区)職業安定課によると、この仕組みは7、8年前から運用されている。
しかし、本紙が聞き取りした運送経営者の多くは仕組みの存在すら知らない状態だった。
職業安定課の福田雄二職業紹介班長は、「利用形態はハローワークごとに異なっている」と、利用企業数などの数値は把握しきれないとしている。
職種などに応じて端末で検索が可能なハローワークもある一方、存在すら掲げていないところもあるという。

 兵庫県西宮市にある物流会社は、求職者への訴えかけの方法を変えることで、人材確保に成功している数少ない会社の一つ。
同社社長は、「ウチの会社へ来た時に、どのような仕事をすることになるのか、生活はどのように変わるのかを、求人票に細かく書きこむようにしている」と話す。
コンサルタント会社からの指摘で求人票の記載を見直した。
「他の業種では、具体的にどんな仕事をするのかを特記事項欄や備考欄に書き込むことが常識になっている」(同社長)とも。


 実際に本紙が西宮市付近の求人票を閲覧したところ、特記事項欄や備考欄に何らかの記載があった運送会社はほとんどなかった。
大阪労働局は「求人申込ガイド」などリーフレットの中で、「『詳細は面接で』などの記載は使えない」と呼びかけるなど、具体的な求人票作りに力を入れている。

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同じ話題を一度書いています。
http://suguretagijutsu.ko-co.jp/d2015-11-10.html

まずは面接者だけでも増えればよいのですが。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 19:33Comments(0)旬活

2016年02月10日

女性の活躍を推進して、人手不足に対応する



中小機構 J-NET21より引用しています。
http://j-net21.smrj.go.jp/t/166441/tokushu/2016020800.html
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景気の伸長と共に人手不足が深刻化しています。
2015年末の日銀短観でも大企業、中小企業ともに人手不足が進んでいることが分かりました。
その対策の1つとして重要なのが女性の活躍推進です。
まずは今いる女性社員の定着率を上げ、さらに今後注目されそうな女性層を雇用することで人手不足に対応します。

1.女性社員のやる気をアップする対策

女性社員の定着率を上げるには、やる気の出る職場にすることがなにより重要です。
特に女性社員の比率が高い中小企業にとっては必須といえます。
やる気の出る人事・労務管理のポイントを紹介します。
http://j-net21.smrj.go.jp/well/jinzaikatsuyou/lecture/category/12.html

2.簡単にできる出産・育児期の職場環境づくり

勤務キャリアを積んだ女性にとって、出産・育児を迎えても継続して働ける職場環境であるかは、気になるポイントです。
そのためにできる簡単な対策と公的支援を紹介します。
http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/entry/581.html
http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/entry/977.html

3.注目の女性層「高スキル主婦」を活用

育児・介護などの理由でやむなくビジネスの現場を離れている主婦層にも、企画力や営業力など高いスキルを持つ人がいます。
こうした「高スキル主婦」は、これまで見逃されがちでしたが、じつは期待の即戦力です。
雇用するうえでのポイントを紹介します。
http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/entry/1052.html
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人材不足はどこも課題ですが、女性の活躍についてまとめたものです。
参考になれば幸いです。  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:54Comments(0)旬活

2016年02月09日

中堅企業を目指す中小企業へのメッセージ

東京商工会議所HPから引用しました。
http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=72235
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中堅企業研究会報告書「中堅企業を目指す中小企業へのメッセージ」を発行しました

 東京商工会議所(三村明夫会頭)は、中小企業以上の一定の規模を持ち、優れた技術や製品、サービスを持つ「中堅企業」の成長の要因やポテンシャル、課題などについて研究するため、中堅企業研究会(座長:加藤雄一中小企業委員会副委員長・アドバネクス会長)を昨年11月中小企業委員会内に設置し、この度研究結果をまとめた報告書を発行しました。
 本報告書は、中堅企業の経営の現状に関するアンケート結果を記した第1章、現状を深掘りすべく経営者にインタビューを行い、生の声を集めた第2章(インタビューによる考察結果はP8参照)、中堅企業の成長の源泉についてまとめた第3章で構成しています。
 まとめの第3章では経営者自身の「判断力」「実行力」「チャレンジ力」と「鮮度の高い情報の獲得」を基礎として、「イノベーション」や「ニッチな市場でのポジション獲得」、「信用・信頼を重視する経営」が中小企業から中堅企業への飛躍要因としています。(下図①参照)その上で、今後中堅企業を目指す中小企業へのメッセージとして、経営者自身が「主体的に行動する」、「小さな変化を見逃さずに着実に対応し続ける」、「質の高い情報を入手する」という3つのアクションを「愚直に行う」ことが不可欠として結びとしています。

中堅企業を目指す中小企業へのメッセージ~中堅企業の成長要因から~
http://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=72328
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日刊工業新聞 平成28年2月8日 に上記の報告書を紹介しています。

「三方よし」経営が基本
買い手よし、売り手よし、世間よし

分かっていてもどうすればよいか、
独自戦略で勝機について、
10社の成功例が掲載されていますので、
参考にご覧ください。
http://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=72328 
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:51Comments(0)気になる話

2016年02月08日

平成27年度補正予算「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」の公募を開始します

 平成27年度補正「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」の公募を
平成28年2月5日(金)から4月13日(水)まで行います。
 詳細につきましては、全国中小企業団体中央会及び各地域事務局(都道府県中小企業団体中央会)にお問い合わせください。

中小企業庁のHPは下記のとおりです。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2016/160205mono.htm

(お問い合わせ先)
 全国中小企業団体中央会及び各地域事務局(都道府県中小企業団体中央会)
 公募開始案内
 ※お問い合わせ受付けは、月曜日~金曜日(祝日を除く)
  10:00~12:00、13:00~17:00とさせていただきます

また、ミラサポのHPもご覧ください。
https://www.mirasapo.jp/subsidy/22968.html?utm_source=mirasapomail&utm_medium=mail&utm_campaign=20160208  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:24Comments(0)気になる話

2016年02月08日

技術はあるが、アイデアが無いと嘆く企業に知ってもらいたい仕組みとは・・・

2016年2月5日放送 23:00 - 23:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト放送分です。

引用は下記HPです。
http://datazoo.jp/tv/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/932222
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(WBSニュース)
1万人の力でものづくり!クリエイター殺到のワケ

釜石の中小企業が作った杯の立役者となった会社が東京・港区のエイス。
あるユニークな仕組みで杯のデザインを集めたという。

山田歩代表は「メーカーが募集するテーマに対して1万人のクリエイターのメンバーが商品コンセプトを投稿してくる」とは話す。
エイスは3年前「ウィーメイク」というサイトを開設。
賞金付きでクリエイターからアイディアを募集した。


山田さんは学生時代に「鳥人間コンテスト」に出場し、中小企業を接し起業を決意した。
この日、登録するデザイナーの一人が訪ねてきた。
有るプロジェクトで案が採用されたデザイナーで商品化に向けてエイスと打ち合わせに来た。
普段は工業製品メーカーに勤めるデザイナーで「普段はある程度仕様が決まった製品をデザインしている」といいエイスでは「例えば通販サイトの作成といったところまで関われるのは面白い」と語った。
また報酬の仕組みがあることも大きかったと言い、例えば報酬が100万円だった場合に半分の50万がデザイン採用者にいき、他の参加者にも貢献度に応じて分配される。
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株式会社A(エイス)のHPはこちらです。
http://www.8ce.me/ 

ものづくりのオンラインプラットフォーム
Wemake(ウィーメイク)
私たちは「誰もが、自分のやりたいことを得意な方法で実現する」ようにするために、「商品化したいアイデアを持った個人が、設計/デザイン/量産設計/生産/販路開拓/販売などの自分では出来ないことをクラウドソーシングできる共創プラットフォームサービス Wemake」を提供しています。
詳細は下記をご覧ください。
http://www.8ce.me/#!practices/cee5
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まだ、走り出したばかりの株式会社A(エイス)ですが、
おもしろい取組みなので、引き続き調べてみたいと思います。
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 11:16Comments(0)気になる話

2016年02月08日

岩手の仮設企業団地入居企業が、下請けではない一般向け商品に初挑戦

仮設入居企業の挑戦です。
エムテックのHPです。
http://www.emutech.jp/

2016年2月5日放送 23:00 - 23:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト より引用しています。
引用元HP:
http://datazoo.jp/tv/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/932222
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(WBSニュース)
被災地の町工場が作った“究極の酒器”の秘密
今週、東京・江東区で行われたインターナショナル・ギフト・ショー。
ブースの一角である商品が客の目を引いていた。
展示されていたのは、金属製の杯。
コバルトクロム合金という特殊な金属で作られたこれまでない商品。
高級酒器「JOIN」は1個17万2800円で発売され、一気に評判が広がり、限定50個のうち半数が売れている。
杯を作ったのは岩手・釜石市のエムテック。
久保勝社長は、下請けではない一般向け商品は初挑戦だった。
「まがりなりにも自社商品ができたことは嬉しかった」と語った。
コバルトクロム合金は、金属アレルギーを起こしにくく人工股関節や医療用ハサミに使用されている。
ステンレスの4倍近い硬さのため、加工は困難だったが蓄積した技術で杯に仕上げることが出来た。
しかしデザインは全くの素人で、外部の知恵に頼ることにしたという。
久保社長は「エイスがなければ自社商品はできなかった」と話す。

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デザインに関する「エイス」とは何か?
この次のブログでアップします。

  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 10:04Comments(0)気になる話

2016年02月05日

「あの会社に入りたい」と言われるゴミ屋さん

船井総研HP モデル企業ルポ より引用しています。
http://www.funaisoken.co.jp/site/column/column_1323668455_3.html
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株式会社 真田ジャパン 代表取締役社長 五月女 明 様 INTERVIEW

■ 地域から愛されるゴミ屋さん
早朝6時30分、始業前に社員全員を社長が玄関で出迎え握手する。
一般廃棄物の収集と産業廃棄物の収集・処分を主に扱う真田ジャパンの毎朝の光景だ。
社長だけでなく社員同士も大きな声で挨拶し、握手をする。
その後は全員で清掃。敷地内だけでなく、近隣の道路まで掃除を毎日、真剣に行う。

「この毎日の清掃姿を見た世界的メーカーの工場長が他社と契約している単価表を持ってお越し下さり、業務をやって欲しいと言って頂きました。」と代表取締役 五月女氏は語る。料金が競合他社より高いにもかかわらず、また営業をしなくても仕事が評判で集まるようになってきているという。

■ 黄色の制服の理由
「社員が、お孫さんから『おじいちゃん、ゴミ集めの仕事はもう辞めて』と言われ、落ち込んでいるという話しを人づてに聞きました。
その時からうちで働きたい、働いて良かったと思ってもらえる会社にすることを強く意識するようになり、外見も変えようと思い制服を変更しました。
色はあえて汚れが目立つ黄色にしています。クリーニングは毎日、会社の負担で出しており、また1日の中でも汚れたらすぐに変えるように指示を出しています。」

はじめは恥ずかしがった社員も制服の効果で、地域の目を意識するようになり、
仕事に対する姿勢や挨拶などが良くなった。すると地域の人から感謝の言葉や、応援をされ、良い循環が生まれたのだという。

それまで作業員が来ても無視していた地域の方から、声をかけられるようになることで、社員のやる気や質が向上することにつながったのだ。


同社は廃棄物処理業という一般的にはあまり人気のない職種でありながら、あの会社に入りたいと言われる憧れの会社となっている。
信念と、従業員への熱い思い、そして地域の人や顧客に愛され続ける圧倒的な仕事の質の高さへのこだわりが同社の躍進を支えている。
本当に強い企業とは、同社のようにトップの夢と社員の夢が一致している企業なのだと思います。私自身も訪問するたびに情熱をいただいています。
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先日、ワールドビジネスサテライトで放送され、この企業のことを知りました。
3Kと呼ばれる大変な仕事なのに、働きたいという人が殺到する。
こういう仕事の仕方もあるのだと思いました。





  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:14Comments(0)気になる話

2016年02月04日

短時間制社員制度を導入すると、こんなメリットが

最近、短時間制社員を導入したというニュースを聞くようになりましたが、
短時間制社員とは何でしょうか?

引用は、下記の「短時間正社員制度導入支援ナビ」からです。
http://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/
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短時間正社員とはフルタイム正社員と比較して、
1週間の所定労働時間が短い正規型の社員であって、
次のいずれにも該当する社員のことを言います。

①期間の定めのない労働契約(無期労働契約)を締結している
②時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が
同種のフルタイム正社員と同等

※フルタイム正社員とは、1週間の所定労働時間が40時間程度
(1日8時間・週5日勤務)で、期間の定めのない労働契約を
締結した正社員のことです。

厚生労働省のリーフレットはこちらです。
http://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/download/pdf/sogo_manual_leaflet.pdf

導入のメリットは、下記に詳しく書いていますが、
http://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/outline/merit/index.html

貴社では、以下の様な人材活用上の課題を抱えていませんか?
短時間正社員制度はこうした課題解決のための有効な対応策になります。

①子育てを行う社員の離職防止
②介護を行う社員の離職防止
③自己啓発やボランティア活動等の機会提供
④心身の健康不全からの職場復帰
⑤新たな正社員の獲得
⑥高齢者のモチベーション向上
⑦意欲・能力の高いパートタイム労働者のモチベーション向上
⑧「無期労働契約への転換」への対応


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もちろん導入にはデメリットもあるかと思いますが、
短い労働時間のため、もう一人を雇えるようになることもあります。

多忙な部署は難しいですが、比較的余裕がある部署では可能かも。
子育て中などの理由で働いていない優秀な人を
パートではなく、短時間制社員として雇えるかもしれません。


  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 20:17Comments(0)気になる話

2016年02月03日

神鋼、生産現場で横連携−共通課題解決、技能を継承

神戸製鋼所が複数ある現場の連携を深め、モノづくり力を高めている。
鉄、アルミと銅などの非鉄、機械や電力などの事業を抱える中、どのような連携で効果を上げているのか?

下記の日刊工業新聞2016年2月1日から引用しています。
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00372958?isReadConfirmed=true
(無料登録会員になることで、全文を読むことができます)
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複数の事業を抱える神戸製鋼所が現場の横連携を深め、モノづくり力を高めている。
素材間で競合する鉄鋼と非鉄の両事業を抱える上、機械や電力など多様な事業の集合体で工場の独立性も高い。
そうした中、横串機能を持つ「ものづくり推進部」や研究所を核に共通課題を解決。

技能継承など難しい問題にも取り組んでいる。(編集委員・大橋修)

より早く大量定年対策に取り組んだのは鉄鋼部門。
2007年に加古川製鉄所で技能伝承事務局交流会が開かれた。
真岡製造所(栃木県真岡市)の担当者も参加。08年10月から今の取り組みに着手した。
その後も工場間で情報共有したり、ノウハウを提供し合ったりして、切磋琢磨(せっさたくま)する。

【7テーマで分科会】

部門共通の課題には10年4月に発足した、ものづくり推進部が差配する。
圧延や生産管理、省エネルギーなど7テーマの分科会を設け、横連携を図る。

例えば、真岡では省エネ分科会の一環で、主にスラブの均質化処理に使う予備均熱炉の流熱解析を研究所に依頼。
約1割の省エネ効果を上げた。
高砂製作所(兵庫県高砂市)の鋳鍛鋼工場でも同様に加熱炉を解析。
その結果、「廃熱回収できる炉に更新することになった。炉体に熱漏れがあることも分かり、投資に見合うと判断できた」(高原浩司鋳鍛鋼工場長)と語る。
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組織で横連携をすることは、大きい組織でも小さい組織でも難しいです。
神戸製鋼所がこのような取り組みをしていることは興味深いです。
ものづくり推進部の話を聞いてみたいです。

【参考資料】
神戸製鋼グループ 環境・社会報告書2013に、「ものづくり推進部」について
掲載されています。
http://www.kobelco.co.jp/about_kobelco/csr/kaiji/report/2013/pdf/26.pdf
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151224-00010000-sangyo-bus_all
  

Posted by (公財)神戸市産業振興財団 at 09:37Comments(0)気になる話